2014.04.15
LEX/DB25503084/最高裁判所第一小法廷 平成26年1月30日 決定 (上告審)/平成25年(オ)第1029号等
原告(控訴人、上告人)が、被告A(被控訴人、被上告人)の代表取締役であった被告B(被控訴人、上告人)が、被告Aの子会社の上場準備の状況について虚偽の事実を述べて原告に同子会社の第三者割当増資を引き受けるよう勧誘し、又は同子会社の上場準備の状況について発表できる段階にない事柄を発表し、その後発表内容を訂正しなかったため、原告は、同子会社の上場準備の状況について誤信して上記第三者割当増資を引き受けて損害を被ったとして、被告らに対し、連帯して損害賠償の支払を求めるとともに、被告Aに対しては、予備的に、原告と被告A間で同子会社の株式を被告Aが買い取る旨の契約が成立したとして、金員の支払を求めたところ、請求がいずれも棄却されたため、原告が控訴したが、控訴が棄却されたため、原告が上告及び上告受理の申立てをした事案において、上告を棄却し、上告審として受理しないとした事例。