2014.07.01
証拠隠滅、虚偽有印公文書作成、同行使被告事件
LEX/DB25503728/大阪高等裁判所 平成26年3月26日 判決 (控訴審)/平成25年(う)第256号
警察官であった被告人が、原動機付自転車で走行中のAに対し職務質問をして交番に同行を求め、あらかじめ準備した虚偽の内容を記載した記録紙を用いるなどしてAの呼気中から所定量のアルコールが検知されたかのように装い、虚偽の公文書を作成するとともに証拠を偽造し、Aを酒気帯び運転の罪に陥れたとして、虚偽有印公文書作成・同行使等で起訴された事案の控訴審において、被告人が飲酒検知気を作動させていなかったと認めるには合理的な疑いが残るとして、一審判決を破棄し、被告人に無罪を言い渡した事例。