2013.09.10
被爆者健康手帳申請却下処分取消等請求事件
LEX/DB25501517 / 長崎地方裁判所 平成25年 7月 9日 判決 (第一審) / 平成23年(行ウ)第17号
長崎市に投下された原子爆弾に被爆したと主張する原告が、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(平成6年法律第117号)に基づき、長崎市長(処分行政庁)に対し、被爆者健康手帳の交付申請をしたところ、処分行政庁が同申請を却下したことにつき、却下処分は違法である旨主張し同処分の取消しを求めるとともに、処分行政庁に対し、原告に対する被爆者健康手帳の交付の義務付けを求め、さらに、違法な却下処分により法律の定める援護を受けることができず精神的苦痛を被ったとして、被告に対し、国家賠償法1条1項に基づき、損害賠償金の支払を求めた事案において、原告は、被爆者援護法1条1号に定める者(原爆が投下された際当時の長崎市の区域内に在った者)に該当するから、原告の本件申請(被爆者健康手帳交付申請)を却下した本件却下処分は、違法であり取り消されるべきであるとし、処分行政庁は、本件申請につき、原告に対し、被爆者健康手帳を交付すべき義務があるとする一方、処分行政庁の担当公務員が、職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と本件却下処分をしたと認めることはできず、本件却下処分をしたことにつき、国家賠償法1条1項にいう違法があったということはできないとして、原告の請求を一部認容、一部棄却した事例。




















