2013.09.24
危険運転致死傷,道路交通法違反事件
LEX/DB25445842 / 札幌地方裁判所 平成25年 6月21日 判決 (第一審) / 平成24年(わ)第995号
被告人が、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自車を走行させたことにより、電柱に自車を衝突させて横転させ、同乗者A(当時1歳)を車外に放出させて脳挫傷の傷害を負わせ、同人を前記傷害によって死亡させるとともに、同乗者B(当時4歳)に右側胸部裂傷等の傷害を負わせた事案において、運転席に乗り込んで運転を開始した際の被告人は、酒の影響でひどく人が変っていたといえ、正常に判断する能力は著しく低く、このことは、当時の被告人の血中アルコール濃度が高濃度であったことからも裏付けられており、被告人が負うべき責任は相当限定されているが、当時の被告人が完全に別人格であったとはいえないとし、懲役3年を言い渡した事例(裁判員裁判)。




















