2022.11.01
労働委員会命令取消請求事件(セブン-イレブン・ジャパン事件)
★「新・判例解説Watch」労働法分野 令和5年1月上旬頃解説記事の掲載を予定しております★
★「新・判例解説Watch」労働法分野 令和5年1月上旬頃解説記事の掲載を予定しております★
LEX/DB25593425/東京地方裁判所 令和 4年 6月 6日 判決 (第一審)/令和1年(行ウ)第460号
コンビニエンスストア加盟店で組織する労働組合である原告が、全国においてコンビニエンスストアのフランチャイズ・チェーンを運営している参加人が原告による団体交渉の申入れに応じなかったことが不当労働行為に当たるとして、これに対する救済を申し立て、岡山県労働委員会が救済命令(本件初審命令)を発したところ、参加人がこれを不服として再審査を申し立て、中央労働委員会が初審命令を取り消したうえ、救済申立てを棄却する命令を発したことについて、原告が、本件命令の取消しを求めた事案で、参加人と本件フランチャイズ契約を締結する加盟者は、参加人との交渉上の対等性を確保するために労働組合法の保護を及ぼすことが必要かつ適切と認められるかという観点からみて、同法上の労働者に当たるとは認められないところ、本件各団交拒否は同法7条2号所定の不当労働行為に当たるとはいえず、本件命令は適法であるとして、原告の請求を棄却した事例。