2014.02.04
不正競争防止法違反被告事件
LEX/DB25502498/長野地方裁判所伊那支部 平成25年11月14日 判決 (第一審)/平成25年(わ)第34号
被告人Aと被告人Bの両名が、食肉の処理及び加工販売などを業とする被告会社の取締役あるいは輸入馬肉担当の従業員として、共謀の上、大腸菌群の陽性結果が出たため生食用として使用できない輸入馬肉を、生食用として販売しようと企て、商品の内容を誤認させるような表示をし、生食用馬肉に偽装して取引先に販売譲渡したという不正競争防止法違反の事案において、国民に食肉の安全性に対する危惧を抱かせ、食肉の流通業界全体の信用を失墜させた意味においても厳しい非難を免れず、被告人両名の刑事責任は重いものがあるとして、被告人Aを懲役2年(執行猶予4年)に、被告人Bを懲役1年6月(執行猶予3年)に、被告会社を罰金100万円に処した事例。