2025.10.21
地位確認等請求控訴事件(日本郵便(住居手当)事件)
LEX/DB25623394/東京高等裁判所 令和 6年12月12日 判決(控訴審)/令和6年(ネ)第3124号
被控訴人(被告)会社と有期労働契約を締結し時間制契約社員として勤務していた控訴人(原告)らが、無期労働契約を締結して勤務している労働者(正社員)との間で、住居手当や病気休暇等の待遇に相違があることについて、労働契約法20条(平成30年法律第71号による改正前)又は短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する法律8条(平成30年法律第71号による改正後)に違反するなどとして、被控訴人に対し、損害賠償金等の支払を求め、原審が控訴人らの請求をいずれも棄却したことから、控訴人らが控訴した事案で、被控訴人による正社員に対する住居手当を廃止する就業規則の改定が、労働契約法10条の要件を充足していないとは認められず、同法20条を潜脱する目的でされたとも認められないし、有給の病気休暇の日数についての新一般職と時給制契約社員との労働条件の相違についても不合理であるとはいえないところ、控訴人らの請求をいずれも棄却した原判決は相当であるとして、本件各控訴をいずれも棄却した事例。





















