2014.02.10
生活保護変更決定取消請求控訴事件
LEX/DB25502656/東京高等裁判所 平成25年12月16日 判決 (差戻控訴審)/平成24年(行コ)第16号
北九州市内に居住して生活保護法に基づく生活扶助の支給を受けていた控訴人(原告)らが、同法の委任に基づいて厚生労働大臣が定めた保護基準の数次の改定により、原則として70歳以上の者を対象とする生活扶助の加算(老齢加算)が段階的に減額、廃止されたことに伴い、控訴人らの住所地を所管する各福祉事務所長からそれぞれ生活扶助の支給額を減額する旨の保護変更決定を受けたため、保護基準の改定は憲法25条1項、生活保護法56条等に反する違憲、違法なものであるから、各決定も違法であるとして、その取消しを求めところ、原審が請求を棄却したため、控訴人が控訴した事案において、控訴人らの控訴は理由がないとし、控訴をいずれも棄却した事例。