2014.04.22
LEX/DB25503135/最高裁判所第二小法廷 平成26年2月7日 判決 (上告審)/平成24年(オ)第1357号等
被上告人兼相手方(原告、被控訴人)らの長女である亡患者が上告人兼申立人(国立大学法人。被告、控訴人)の開設する病院において、大腸全摘、回腸嚢肛門吻合及び回腸人工肛門造設手術を受けた後、腹腔内感染症に罹患したにもかかわらず、担当医師らがこれを見落とし、またはこれに対する適切な治療を行わなかったために、敗血症により死亡したとして、被上告人兼相手方らが、不法行為又は診療契約上の債務不履行に基づく損害賠償として、上告人兼申立人に対し、損害賠償金等の支払いを求め、第一審が原告らの請求を一部認容し、第二審が控訴人の控訴を棄却した事案において、上告を棄却し、上告審として受理しないことを決定した事例。