2014.11.25
災害弔慰金不支給決定処分取消請求事件(胃がんで死亡 災害関連死とまでは言えない)
LEX/DB25504833/仙台地方裁判所 平成26年9月9日 判決 (第一審)/平成26年(行ウ)第3号
原告は、亡夫が胃がんにより死亡したのは、東北地方太平洋沖地震により、同人が余震に怯えるなどして不安を抱え不眠症になった上、アルコールを多飲するようになって食欲が低下したことによって死期が早まったものであるから、同人は震災により死亡したものであるとして、処分行政庁である被告(仙台市)市長に対して災害弔慰金の支給を請求したが、不支給とする決定を受けたとして、処分の取消しを求めたとの事案において、震災が同人の胃がんの発症又はその進行に影響を及ぼしたとまで認めることはできないとして、原告の請求を棄却した事例。