2015.04.14
各損害賠償請求事件(株主VS株式会社IHI)
LEX/DB25505951/東京地方裁判所 平成26年11月27日 判決 (第一審)/平成20年(ワ)第27292号等
被告会社(東京証券取引所一部上場会社)が関東財務局長に対して(1)平成18年9月中間期半期報告書及び(2)平成19年3月期有価証券報告書中に、重要な事項について虚偽の記載があり、原告らが流通市場又は発行市場において、虚偽の記載に係る情報を信用して被告会社株式を取得したことにより損害を被ったなどと主張して、被告会社に対し、流通市場で取得した原告ら、及び、発行市場で取得した原告らに対し、それぞれ損害賠償金及び遅延損害金の支払を求めた事案において、企業会計準則の裁量を逸脱するものであったということができるから、前記各報告書には、金融商品取引法18条1項、金融商品取引法21条の2第1項にいう「虚偽の記載」があったと認めるのが相当であるとして、被告会社は、株主の原告ら146人に対し、約4800万円の支払を命じた事例。





















