海外
中国の新企業会計準則とIFRSとの差異
(全1回)
有限責任監査法人トーマツ
公認会計士 中村 剛
現在、中国の会計基準は、伝統的な会計基準である「旧企業会計準則・制度」(以下、「旧準則」とする。)と国際財務報告基準(以下、「IFRS」とする。)に近い「新企業会計準則」(以下、「新準則」とする。)の二つが併存していますが、旧準則は徐々に廃止され、新準則に統一される見通しです。中国の日系企業では、まだ、旧準則を採用している企業も多いですが、早晩、新準則への移行が求められると予想されます。
今回は、この新準則の特徴をIFRSとの差異にフォーカスして解説します。
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