TKCはなぜ税理士の開業を
支援するのか?
「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である。」
日本の未来にとって、中小企業の健全な成長と発展は欠かせません。
そのような中小企業を、もっとも身近な相談相手として支えているのが税理士です。TKCは、「会計で会社を強くする」をモットーに適時・正確な会計帳簿に基づく「税理士の4大業務(税務、会計、保証、経営助言)」の実践を全面展開しています。これまで培ってきた税理士事務所の開業ノウハウ、中小企業支援の実践ノウハウを惜しみなく公開することで、全国各地に、中小企業を支える新たな税理士が誕生することを心から願っております。それが結果として、税理士業界の発展と、税理士の社会的存在意義を高めることに繋がると信じているからです。
※この言葉は、2010年6月に閣議決定された中小企業憲章の冒頭の文章です。
データで見るTKCの
税理士の開業支援
税理士事務所
開業前にすべきこと
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01.
税理士資格と勉強
税理士法第1条によると、税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼に応え、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命としています。
また、税理士資格の取得に必要な勉強時間は、一般に3,000時間前後と言われています。効率的な資格取得には、受験する科目や自分にあった勉強方法・勉強スタイルの選択が欠かせません。「税理士資格と勉強」の詳細を見る
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02.
実務経験と税理士登録手続き
税理士試験に合格した後は、税理士登録が必要です。税理士登録の手続きと、税理士登録に必要な実務経験を確認してみましょう。
「実務経験と税理士登録手続き」の詳細を見る
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03.
事務所のビジョンと戦略
税理士事務所の独立開業も「一般的な会社の起業」と同じです。
開業することは、起業家になるわけですから、中途半端な気持ちでは成功できません。
開業するときに、「資金・人脈・顧客」がなくて不安になると思いますが、経営者として成功するためには「ビジョンと戦略」を描くことが大切です。「事務所のビジョンと戦略」の詳細を見る
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04.
開業エリアと立地
開業エリアを決めるときは、「市場・顧客」と「業界・競合」を分析することが大切です。
例えば、エリアの「法人設立数」や主要な産業、業種の動向などを調べます。
「税理士事務所等の数」や他の会計事務所のホームページを見ながら、自分の戦略と競合となりそうな事務所がどのような動きをしているかアンテナを立てておきましょう。
どのようなマーケットで開業するか、商圏を調査したうえで開業エリアを検討します。「開業エリアと立地」の詳細を見る
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05.
資金繰りと資金調達
できれば借金はしたくない、と誰しも思うことですが、資金繰りに余裕がないと心も余裕がなくなり、落ち着いて事務所経営できなくなります。
そこで、開業する時に自己資金が足りない場合は、資金を調達しなければなりません。「資金繰りと資金調達」の詳細を見る
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06.
システム選定
開業にあたって、お客様に提供するシステムと事務所で利用するシステムを決めます。
システムの選択は、会計事務所の「ビジョンと戦略」を実現するためのツールとなるため、慎重に検討します。「システム選定」の詳細を見る
税理士事務所
開業後にすべきこと
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07.
新規関与先獲得 - ツール編 -
いざ、営業活動する前に準備しておくことがあります。
開業当初からすべて完璧に準備することはできませんが、優先順位をつけて、できるところから準備します。「新規関与先獲得 - ツール編 -」の詳細を見る
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08.
新規関与先獲得 - ウェブサイト編 -
税理士事務所がホームページ(以下、ウェブサイト)を開設することは必須です。ウェブサイトを制作する前に、大切なことは、「何のためにウェブサイトを開設するか?」です。目的によって制作のコンセプトや内容が変わります。
目的を明確にすると、目標を設定しやすくなります。その目標達成に向けて、ウェブサイトを制作・更新・活用しましょう。「新規関与先獲得 - ウェブサイト編 -」の詳細を見る
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09.
人脈づくり
新規関与先獲得のきっかけで、もっとも多いのが「紹介・口コミ」です。
いかに自分を紹介してくれる人を多く作るかが重要で、そのために人脈づくりが欠かせません。「人脈づくり」の詳細を見る
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10.
顧問契約書と報酬規定
開業後、いつでも顧問契約を結ぶことができるように、顧問契約書と報酬規定を準備します。
「どのようなことを記載すれば良いのでしょうか?」と、よく相談を受けます。
参考になるのが日本税理士会連合会業務対策部の「税理士業務報酬算定に関するガイドライン(指針)」 です。
また、TKCでは、「顧問契約書の記載事項」、「報酬規定のひな形」、「他の事務所のサンプル」を用意していますので、お気軽にご相談ください。「顧問契約書と報酬規定」の詳細を見る
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11.
営業活動の推進
開業当初は、税理士自身が商品で、自らが営業活動することになります。
営業活動のプロセスごとにポイントを押さえてお客さまを獲得していきましょう。「営業活動の推進」の詳細を見る
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12.
はじめての採用
独立開業して、はじめて職員を採用するときは、とても悩み、苦しみます。
お客さまが増えて、忙しくなり、ひとりで処理するのが大変になってきたから、採用を準備したのでは手遅れになります。
慌てて採用したら「こんなはずではなかった」となってしまうので、事務所にとっても職員にとっても良いことではありません。
そこで、開業当初から、職員を採用するときに準備をととのえていくことが大切です。「はじめての採用」の詳細を見る
税理士事務所の
開業にまつわるデータ
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新規顧客の拡大や集客方法
税理士事務所では、どのような手法で新規顧客を開拓しているのでしょうか?
全国の税理士・会計士を対象に実施したアンケートから、その傾向を確認してみましょう。 -
広報・広告活動と広告費
事務所のブランディングや新規顧問先獲得には広報・広告活動が欠かせません。
それでは、税理士事務所は、どのような広報・広告活動に取り組んでいるのでしょうか? -
採用活動と費用
税理士事務所の規模拡大に備え、前倒しで採用活動に取り組みたいところです。
それでは、各税理士事務所は、どのような採用活動に取り組んでいるのでしょうか?またその費用はどの程度なのでしょうか?
税理士開業のための
Q&A
開業の準備期間はどのくらい必要ですか?
6か月~1年かけて開業の準備をすると良いです。
しっかりと開業の準備をすることで、開業後の事業をスムーズに展開できます。
準備期間で、独立開業するための「事業計画」を作成します。
事業計画には、「ビジョンと戦略」「開業エリアと場所」「収支計画」「売上予測」「資金計画」の5つの要素を盛り込みます。
開業する際、初期費用はどのくらいかかりますか?
開業1年目で見込んでおく費用は、初期費用(イニシャルコスト)と月額費用(ランニングコスト)と自分の生活費の3つです。
初期費用は、「税理士登録費」「事務所開設費」「システム費用」「必要な備品」の4点です。
参考となる費用例を説明します。
事務所のランニングコストはどのくらいかかりますか?
毎月のランニングコストは、顧問先数・職員数や事務所の開業場所によって異なります。
大きく分けて「事務所賃貸費用」「税理士業務に必要な諸経費」「広告宣伝費」「人件費」の4点です。
参考となる費用例を説明します。
税理士開業成功事例
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税理士 × 調剤薬局
税理士法人レヴ・ナス 橋本真一
レーブル薬局 小西啓太 -
税理士 × 養豚業
税理士法人ひまわりFC 谷村淳
永田ブリーディング 永田龍児 -
税理士 × 輸入ビール
秋元学税理士事務所 秋元学
株式会社ハリーメイ 村越剛人 -
税理士 × 医療ベンチャー
TAXA税理士法人 北條貴裕
株式会社YK MEDICO 小池渉 -
税理士 × 製造業
角谷会計事務所 角谷雅子
市橋精機株式会社 市橋清太郎 -
税理士 × 農協
税理士法ベストサポート 望月慎一郎
JA富士茶 植松弘毅
税理士による開業コラム
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顧問先0、人脈0、従業員0、ゼロスタートからの事務所拡大
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開業前後で月次巡回監査の景色が変わった!
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営業活動の前に事務所の方針を考えるのが先!
開業当初、私自身が一番知りたかったこと。それは「どうやったら顧問先を獲得できるのか?」その一点につきます。開業にあたっ…
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