2024年10月号Vol.136

【TKC サポートインフォメーション2】行政手続きのデジタル化3ない窓口の強化・拡充でフロント改革をサポート

 国が進める自治体フロントヤード改革。この実現を支えるのが、TKCの行政サービスデジタル化支援ソリューションです。〝行かない・待たない・書かない〟の3ない窓口で、お客さまの取り組みを支援しています。
 行政手続きを棚卸しすると、オンラインで完結できる手続き(行かない窓口)と、対面が伴う手続きに分けられます。このうち前者を支援するのが「スマート申請システム」、後者を支援するのが「かんたん窓口システム」です。いずれのシステムも〝書かない〟ことに加え、申請者に必要な手続きを判定・案内する機能を用意し、案内漏れのない住民接点づくりをご支援します。

注目は、待たない窓口

 本号では3市の先進事例を紹介しました。それぞれ目指すところは異なりますが、いずれも〝待たない窓口〟に注力しています。
 これは種類を問わず手続きにかかる時間を分散する取り組みです。特に注目されるのが「事前申請」と「窓口予約」の二つです。
 事前申請は、あらかじめオンラインで申請を受け付けるものです。申請を受け付けた自治体では、その内容を確認し、不備があれば差し戻しや職権訂正を行うなど申請者が来庁するまでに必要な準備が行えます。工事や建築など事業者向け手続きのほか、個人向けでは待合室で順番を待つ間にスマートフォンから事前申請する活用法もあります。窓口では、取得した二次元コードを「かんたん窓口システム」にかざすだけで申請内容が反映され、住民・職員ともに申請手続きにかかる時間短縮が期待できます。
 また、窓口予約は単なる時間枠の予約ではなく、申請内容から応対にかかる所要時間を計算し、十分な時間をとった予約を実現するものです。これにより、窓口の職員も余裕をもって対応することができます。

スマート申請システムの「手続き判定結果確認」(左)と「窓口予約」(右)

スマート申請システムの「手続き判定結果確認」(左)と「窓口予約」(右)

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 TKCではシステム標準化後を見据え、スマート申請システムと「公共サービスメッシュ」との連携など、関連製品のさらなる強化・拡充も検討中です。ぜひ、ご期待ください。

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