2024年1月号Vol.133

【コラム】大阪市のDX戦略

 『Re-Designおおさか~大阪市DX戦略~』は、①ミッション(大阪市の使命)、②ビジョン(戦略の視点)、③バリュー(実現したい未来・めざす姿)、④ストラテジー(施策方針)、⑤クレド(行動姿勢・行動指針)──で構成される。ビジョンに示す三つの視点からDXを推進し、六つのバリューの実現を目指す。また、30年までの施策方針として12プラス1のストラテジーを掲げ、具体的な「アクションプラン」も公表した。
 基本的な考え方には、〈DXを常に意識することを忘れず〉〈制度や慣習も併せて変革〉〈将来の労働力不足などに向けた備えを〉〈情報セキュリティの確保は根幹〉の四つを挙げている。
 市は、デジタル技術を「社会が抱えるさまざまな課題を解決する有効な手段の一つ」と位置付ける。市民QoLの向上へ、行政が保有するデータとデジタル技術の活用を前提として、行政サービスや業務プロセス、組織などを大胆に〝Re-Design〟し、市民視点で新たな価値創出を目指す。
 ICTの活用から、本格的なデジタル改革へ──大阪市が進めるDXの取り組みは、次なるステージへと歩み始めた。

VISION(戦略の視点)

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