掲載日:2015.11.10

国税庁

国税庁「相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集」等を公表

 平成27年11月9日(月)、国税庁ホームページで「「相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集」を掲載しました。」等が公表されました。

  1. 「相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集」を掲載しました。
    http://www.nta.go.jp/souzoku-tokushu/souzoku-ayamarijireishu.htm
    公表された「相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集」は14ページの冊子で、その内容は、以下のとおりです。
    【第1表・第4表】
      事例1 被相続人の兄弟姉妹が相続した場合(2割加算1)
      事例2 被相続人の孫が相続した場合(2割加算2)
      事例3 被相続人の孫が相続した場合(2割加算3)
    【第2表】
      事例4 被相続人と養子縁組を行った孫がいる場合(基礎控除)
    【第9表・第11表】
      事例5 生命保険金とともに払戻しを受ける前納保険料(みなし相続財産)
    【第11表】
      事例6 被相続人以外の名義の財産(預貯金)
      事例7 所得税の準確定申告書を提出し、還付金を受領している場合
      事例8 支給されていなかった年金を受け取った場合
      事例9 保険事故が発生していない生命保険契約(本来の相続財産)
      事例10 保険事故が発生していない生命保険契約(みなし相続財産)
    【第13表】
      事例11 お墓の購入費用に係る借入金
      事例12 未納の固定資産税・住民税
      事例13 団体信用生命保険契約により返済が免除される住宅ローン
    【第14表】
      事例14 被相続人が亡くなる前3年以内の贈与財産
  2. 平成26事務年度における相続税の調査状況について
    http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2015/sozoku_chosa/sozoku_chosa.pdf
    実地調査の件数は12,406件(平成25事務年度11,909件)、このうち申告漏れ等の非違があった件数は10,151件(平成25事務年度9,809件)で、非違割合は81.8%(平成25事務年度82.4%)とのことです。また、申告漏れ相続財産の金額の推移や海外資産関連事案に係る調査事績などが公表されました。

                                                                  以上

  
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