ニュースリリース
平成26年度入社式、社長あいさつ(要旨)
平成26年4月1日
株式会社TKC(代表取締役:角 一幸/本社:栃木県宇都宮市)は4月1日、本年度の新入社員44名(男性28名、女性16名)を迎え、入社式を行いました。
これにより、4月1日付の当社役・社員等は2,359名(パートタイマー、嘱託含む)となりました。
【社長あいさつ要旨】
役社員一同、皆さんの入社を心より歓迎いたします。44名という新たなエネルギーが加わるということは、当社にとっても大変喜ばしいことです。
さて、いま当社を取り巻く経営環境は、社会制度・法律・技術・お客さまの価値観など、さまざまな変化が起こっています。そして、その変化のスピードはとても速い。こうした時代を勝ち続けるため、最近ではM&Aも含めて多角化経営を積極的に進める企業も登場しています。しかし、当社は違います。
当社は、「職業会計人の職域防衛と運命打開のため受託する計算センターの経営」と「地方公共団体の行政効率向上のため受託する計算センターの経営」という2つの事業目的を掲げて設立されました。そして、創業以来、愚直なまでにこの2つの分野にやるべきことを絞って、お客さまへのサービスの多重化・深掘りを行い、これを軸としてその周辺領域での新サービスの開発・提供を進めることによって他社との差別化を実現し、市場における競争優位をつくりだしてきました。その結果、いまでは会計事務所とそのお客さまである中小企業、市町村に加えてさまざまな分野でTKCのシステムやサービスが利用されています。
その事業目的を支えるものが経営理念「顧客への貢献」です。
これは事業目的とともにTKCのDNAであり、未来永劫変わることのないものです。
この「顧客への貢献」を実践するには3つのステップがあると考えています。
第一に「お客さまの事業の成功条件を探求する」ことです。
第二が、「これを強化するシステムを開発する」ことです。TKCは情報サービスの会社であり、私たちはITを通じてお客さまの繁栄のために貢献します。
第三が「その導入支援に全力を尽くす」ことです。これは当社のシステムやサービスを購入してもらって終わりではなく、そのシステムやサービスをお客さまに十分に活用していただくために、私たちは全力を尽くしてサポートします。
私たちの「顧客への貢献」への取り組みは、日本の経済や社会の成長・発展にもつながるものといっても過言ではありません。だからこそ、私たちはお客さまの繁栄のために、この3つに取り組むことを大切にしている会社だということを皆さんも忘れないでください。
そして、これらの礎となっている考え方があります。それはTKCでは「ルールによる経営」を徹底しているということです。
ルールという言葉には、日本国民として守るべき法律や社会ルール、あるいは皆さんが社員として守るべき社内の規定などがあります。これをしっかりと守りながら会社として成長していくことを大切にしている企業だということです。
では、何のために「ルールによる経営」を実践するのでしょうか?
それは「社員」「お客さま」「会社」を守るためです。そのプライオリティは、この順番の通りです。これは決して間違えないでください。ルールによる経営を企業文化としてしっかり浸透させ、それを実践することで、皆さんとお客さま、そして会社を守るということをきちんと理解してください。
最後に、皆さんが社会人として大切な一歩を踏み出すにあたり、社長として皆さんに3つのアドバイスを贈りたいと思います。
皆さんは、いま等しく優秀な人材です。しかし、会社に入って何年かすると成功する人とそうではない人に分かれることに気づくでしょう。研修の機会も基本的には同じ。時間も1日24時間みんな平等です。なのに、なぜ変わってしまうのか。
それは、人格と教養の差だと私は考えています。人格というと何となく分かりづらいかもしれませんが、自らを見つめている人とそうではない人との差がでるということです。また、もう一つが教養です。最近、リベラルアーツといわれますが、この蓄積が厚い人とそうではない人との差が生じるのではないでしょうか。
人格や教養の蓄積はすべての基本です。しかし、すぐに身につくものではありません。長年かけて蓄積していくものです。10年、20年続けても成果を実感できないかもしれませんが、何もしなければいま以上の成長はありえません。
これについて、創業者である飯塚毅博士は最適な方法論をいくつか示されました。1つは、心の問題や自分自身を見つめる瞑想の機会を持ちなさいということです。そして、教養については、数多くの本を読みなさいといっています。それを継続することが大切です。
そして、皆さんには志を高くもってほしいと思います。目指すものが低ければそれ以上にはなりえません。しかし、目標を高く掲げれば、それに向かって努力し、いろいろと考えるきっかけとなります。だからこそ、志は高く掲げてほしい。ただし、掲げるだけではだめです。掲げる以上はそれに向かって努力し続けることが大切です。
これについて飯塚博士は、「すべての仕事、すべての事業というものには、それがどんな仕事であって、必ず泣きどころ、いわゆる壁がある。その場合に人は99.9%まではUターンする。だが、Uターンしない0.1%の中に入れ」と目標の貫徹力の大切さを述べられました。
志を高く掲げ、その志を実現するために創意工夫をしていくことは、若い皆さんにとってとても大切なことです。ぜひ、TKCの一員として皆さんが大きな志を持ち、それを高く掲げて、大きく成長されることを祈念しています。一緒に頑張っていきましょう。
以上
【ご参考】
1.平成26年度新入社員数 44名(平成25年度は44名)
うち栃木県出身者は、4名(男性3名、女性1名)
2.配属先 データセンター部門、開発部門、営業部門
3.配属日 データセンター部門 4月8日
開発部門、営業部門 4月21日
(*)配属日までは、全体研修を実施。個々の職種に応じた研修は配属日以降も継続します。
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200