ニュースリリース
TKCが、IFRS推進室を設置連結会計システム(eCA−DRIVER)を利用する企業の国際会計基準対応のサポート体制を一段と強化へ
平成22年1月28日
株式会社TKC(証券コード:9746/本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:髙田順三)はこのほど、企業情報システム営業本部内に「IFRS推進室」(室長:森木隆裕取締役常務執行役員、公認会計士)を新設し、「TKC連結会計システム(eCA-DRIVER)」を利用されるユーザー企業が、円滑に国際財務報告基準(IFRS)を導入できるよう、支援体制を一段と強化しました。
当社では、これまでにも日本基準とIFRSのコンバージェンス(収れん)作業に関する「プロジェクト計画表」に基づき、eCA-DRIVERのシステム改訂を進めてまいりました。
しかしながら、IFRSはいまだ多くの改正が予想され、いつまでに何をすべきか情報が混乱し、適用に向けて不安感を抱く経理担当者も少なくない状況です。
そこでIFRS推進室は、個々のユーザー企業が安心して国際会計基準対応を進められるよう、情報収集・発信等を行う専門組織として新たに発足したものです。
IFRS推進室では、継続的に「コンバージョンス/アドプション(採用)」に関する最新情報の収集・発信にあたるとともに、今年6月末までをめどに、eCA-DRIVERのユーザーごとにIFRSの適用時期や適用形態に関するヒアリング調査を実施し、個々の企業の実情に即して円滑かつ安心してIFRS対応を進められるよう、支援する計画です。
当社では、これら一連の活動を通じてeCA-DRIVERを利用する企業ユーザーのIFRS導入成功に貢献してまいります。
IFRS推進室の概要
- 活動内容
最新情報の収集・発信、およびeCA-DRIVERの利用ユーザー個々に対する支援策の企画・コーディネートなどの実施 - 発足日
平成22年1月1日付
「TKC連結会計システム(eCA-DRIVER)」のIFRS対応基本方針
- 制度改正に関する的確なシステム対応の実施
- ASBJのプロジェクト計画表に基づくコンバージェンスへの、eCA-DRIVERの対応
- アドプションに向けて、日本基準とIFRSの相違点へのeCA-DRIVER対応
- コンプライアンス体制の拡充
連結会計の専門家である公認会計士による、システムの適法性などのチェック体制の実施 - 万全のコンサルティング体制の整備
連結会計制度・実務に精通したTKC会員(税理士・公認会計士)による、万全なコンサルティング体制の整備 - 保守料の範囲での対応
コンバージェンス/アドプションによる制度改正に伴い、今後予定されるシステム改訂は原則(*)として保守料の範囲内で対応(これによりeCA-DRIVERを利用企業の計画的な予算管理を実現)
(*)新規システム開発が必要な場合を除く
「TKC連結会計システム(eCA-DRIVER)」の概要
- システムの特長
- 法改正への迅速な対応
「連結会計システム研究会」(公認会計士により構成)による適法性・利便性の審議内容を反映 など - 「わかりやすい」操作性の追求
連結決算業務プロセスをメニュー化/マルチウィンドウによる複数会計期間データの閲覧が可能/データの正確性を向上させる整合性チェック機能 - 「スピード向上」の追求
個別会計システム等とのシームレスな連携によるデータ取り込み/Web運用の標準装備によるデータ収集の効率化と進捗管理の実現 など - 拡張性の追求
多彩な管理連結/ASP方式やクライアントサーバなど多様な運用形態への対応 - 監査効率向上を支援する豊富な検証資料
標準約300帳票(別途オプション約100帳票)による検証/スビーディな原因追及が可能な「ドリルダウン機能」の搭載 など
- 法改正への迅速な対応
- 導入企業数
360社(平成22年1月現在)
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp