2024年7月号Vol.135
【TKC サポートインフォメーション1】スマート申請システムオンライン申請の利用拡大へもっと便利な機能を拡充
「スマート申請システム」は、これまでも多くのお客さまの意見を採り入れながら進化してきました。さらなる成長に向け、いま住民・職員双方の観点から〝より便利な〟オンライン申請を実現する機能強化を進めています。主なものを以下にご紹介します。
オープンIDログイン画面(イメージ)
1 添付画像の活用が楽に
オンライン申請時に添付された画像を、PDFファイルへ自由なレイアウトで埋め込める機能を提供しました(2023年12月)。
これにより、例えば職員採用試験の際に、スマート申請システム上で①申請者が提出した顔写真を載せた履歴書を作成・保管、②顔写真を載せた受験票を作成、オンラインで交付──が可能です。
そのほかにも工事状況の報告や写真コンテストなど、活用シーンは実にさまざま。電子ファイルでの管理・展開により、ペーパーレスや申請手続きのオンライン完結を支援します。
2 利用者を迷わせない
申請フォームの入力項目の説明欄に、画像を差し込めるよう機能強化しました(23年12月)。
例えば、〈地図の引用〉や〈本人確認書類の確認位置の提示〉など設定することで、利用者が迷わない申請フォームを作成できます。また、複数画像を差し込めるため、選択項目ごとの補足も可能です。
3 オンライン申請をより身近に
申請の際に、過去に申請した内容を流用できる機能を提供しました(24年3月)。これにより、利用者は同じ内容を何度も入力する必要がなくなり、スムーズな申請を支援します。
また、LINEなどのアカウントで、スマート申請システムにログインできる機能強化を検討しています。これにより新たに利用者登録をする必要がなくなり、より手軽にオンライン申請を利用できます。
すでに、事業者用にGビズIDとの連携に対応し、6月には個人利用者用として新たなオープンIDプロバイダーとの連携基盤を構築しました。今後は、市区町村で運用する地域IDのほか、さまざまな民間サービスのIDに随時対応していく予定です。
◇ ◇ ◇
住民にはより使いやすく、職員の皆さんには事務負担の軽減につながる──ことを目指して。スマート申請システムは、これからもお客さまの意見を反映して進化し続けます。どうぞ、ご期待ください。
掲載:『新風』2024年7月号