2020年7月号Vol.119
【巻末情報】 カード交付予約・管理システム本稼働
5月21日、「TASKクラウドマイナンバーカード交付予約・管理システム」の正式提供を開始しました。
同日には、ファーストユーザーとなる茨城県五霞町(町長:染谷森雄/人口約8,500人)での本格運用もスタート。これにより、住民はスマートフォンやパソコンなどからマイナンバーカードの申請、更新、受け取りの予約が可能となりました。
正式提供に先立ち、3月末から五霞町の協力を得て実務に利用しながらシステムの機能検証を実施。無事に本稼働を迎えて、五霞町では「新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対応として、3密を避けて窓口の混雑緩和ができる。長期的にはスマート自治体が目指す『窓口業務の効率化』にもつながると期待している」とコメントを寄せてくださいました。
さらなる効率化支援へ
カード情報自動読み取り機も開発
マイナンバーカード交付予約・管理システムは、市区町村が担うマイナンバーカードの交付・管理業務をトータルに支援するクラウドサービスです。窓口での申請受付のほか、出張申請や企業等一括申請などにも対応。また、カード管理簿の作成から来庁予約管理、交付までの工程管理など一連の業務の効率化を支援します。
特別定額給付金の申請に伴い、マイナンバーカードへの注目度が一気に高まり、全国の市区町村においてカード交付円滑化が喫緊の課題となっています。これを受けて、マイナンバーカード交付予約・管理システムに関する問い合わせも急増。すでに約20団体に採用いただきました。
さらなる業務の効率化を支援するため、最大100枚のカード情報を自動で読み取ることができる専用機器も開発中で、7月から中核市など複数団体の協力を得て実務検証を予定。また、カード利活用の観点では、今夏、行政サービス・デジタル化を支援するソリューションに新たなラインナップを追加します(詳細は近日公開予定)。
TKCでは今後もさまざまな取り組みを通じて、行政効率の向上と住民サービスの充実をご支援します。
掲載:『新風』2020年7月号