2020年4月号Vol.118
【TKC サポートインフォメーション1】窓口業務改革支援スマート自治体の実現へ
関連システムを強化拡充
〈行政サービス100%デジタル化〉を目指す「デジタル手続法」の施行、少子高齢、生産年齢人口の減少に伴う職員数の減少──など時代の変化を受け、先進的な市区町村では、スマート自治体への第一歩として、住民との重要な接点である窓口業務からICTを活用した業務改革が始まっています。
そこで、TKCではこうした取り組みを支援すべく、行政手続きの〝デジタル化〟を実現する各種サービスの強化拡充を図ります。
行政も住民ももっと便利に
窓口の業務改革を支援するソリューションの中で、特に注目していただきたいのが「かんたん窓口システム」と「スマート申請システム」(仮称)です。
1 かんたん窓口システム
タブレット端末などを利用し、住民にとって便利な〝書かない窓口〟を実現します。
申請書の作成ではマイナンバーカードや運転免許証の本人確認情報などを活用することで、入力の手間を軽減します。また、申請データは基幹システムへ連携されるため、ある導入団体からは「窓口の対応時間が25%削減された」との声も寄せられています。さらに申請手続きの種類を問わないため、例えば「おくやみコーナー」において手続き案内や申請書作成に利用するところもあります。
なお、かんたん窓口システムは、さらなる機能強化を予定しています。その一つが、〈住民がスマートフォンから申請書を事前作成できる〉機能です。現在、実証実験を行っているところで、その結果を踏まえて製品化を進め2021年度の提供を予定しています。
2 スマート申請システム(仮称)
①分かりやすく、迷わせない
パソコンやタブレット端末、スマートフォンなど利用デバイスを問わない柔軟な画面設計とします。
また、いくつかの質問に回答すると、その利用者に適した手続きを導き出す「手続ガイド機能」で、
住民を迷わせないオンライン申請をサポートします。
②オンラインですべて完結
手数料のオンライン決済のほか、通知書等のオンライン交付などを実現し、住民が来庁しなくても
手続きが完結できるようにします。
また、職員との面談が必要な手続きも、来庁日時を事前予約できる機能を搭載する予定です。
◇ ◇ ◇
行政も住民ももっと便利なデジタル行政の実現へ、TKCは今後も関連ソリューションの強化拡充に努めます。窓口の業務改革を検討される市区町村の皆さま、ぜひご相談ください。
掲載:『新風』2020年4月号