2023年4月号Vol.130
【TKC サポートインフォメーション2】行政サービス・デジタル化支援ソリューション手続きのワンストップ化へ
引越しなどサービスを強化
引っ越しをする場合、さまざまな行政機関や民間事業者に対して氏名や新住所等の情報を届け出る必要があるなど、住民の大きな負担となっています。これを解消するため、国は民間を含む引っ越し関連手続きのワンストップ化を進めています。その一環として、2月6日から「引越しワンストップサービス」がスタートしました。
これに伴い、TKCでは次のサービスを開発・提供しています。
1 引越しワンストップ支援サービス
TKCデータセンターに、国の標準仕様に準拠した「申請管理システム」をクラウドサービス(LGWAN–ASP)として構築し、「かんたん窓口システム」と組み合わせた「引越しワンストップ支援サービス」を提供しました。
これにより、職員は転出入届出に関する情報を手動で連携する手間から解放され、また〝書かない窓口〟により申請手続きのペーパレス化も実現できます。
2 全庁オンライン化支援サービス
転出入届のほかにも、さまざまな手続きをオンライン化したいというご要望に応え、「全庁オンライン化支援サービス」の提供も開始しました。これは、先述の「引越しワンストップ支援サービス」に「スマート申請システム」を組み合わせたサービスです。
これにより、フロントからバックオフィスまで、申請手続きにかかる業務プロセス全体の一貫したデジタル化を実現できます。
◇ ◇ ◇
引越しワンストップサービスを機に、行政手続きのオンライン化・デジタル化への関心が一気に高まり、かんたん窓口システムやスマート申請システムの導入・検討も急速に広がっています。
TKCでは、各種手続きのワンストップ化を支援するため、「遠隔窓口」や「基幹連携」など行政サービス・デジタル化支援ソリューションのさらなる強化拡充を図ります。また、ガバメントクラウド上に構築が予定される「申請管理機能」や、「窓口DXSaaS」についても分析・検討を進めています。ぜひご期待ください。
掲載:『新風』2023年4月号