2022年4月号Vol.126
【TKC サポートインフォメーション1】スマート申請システム便利で簡単な申請手続きへ
利用者向け機能を強化
スマート申請システムは、行政手続きのオンライン化を支援するため、継続的に機能強化・拡充を図っています。今回は「利用者の利便性向上」に役立つ機能強化にスポットを当て、最近の主な取り組みをご紹介します。
1 GビズID対応で、事業者のオンライン申請を推進
法人・個人事業主向け共通認証システム「GビズID」のアカウントで、スマート申請システムを利用できます。事業者は新たにアカウントを作成することなく、オンライン申請が可能です。
2 関連資料のダウンロードで、オンライン申請のハードル軽減
手続きごとに説明資料や添付が必要なファイル(PDF、エクセル、ワードファイルに対応)を公開できます。これにより制度説明が必要な手続きや、申請に必要な添付書類に対応できます。
3 利用者への勧奨通知機能で、機会損失を防止
利用者情報の属性や指定した手続きの申請者へ、関連手続きの案内など勧奨通知をメールで発信できます。また、審査状況に合わせた案内や確認依頼などを行えます。
スマートフォン専用アプリをご利用の場合、メールと合わせてプッシュ通知による案内も可能で、利用者の機会損失を防ぎます。
4 申請先選択やデータ転送が楽
①申請時の申請先選択、②申請データの部署間転送による複数部門での内容確認・決裁──に対応しました。これにより、同一の手続きでも申請先や決裁者が区・部署で異なる場合の円滑な運用を支援します。
5 代理人申請に対応
行政書士など士業資格が必要な代理申請や、親族・ケアマネージャー等による申請の代行にも対応します。
また、手続きの設定として委任状の要否も指定できます。委任者はシステム上で事前に委任状を作成し、それを代理人に共有することで、委任者の意思に基づいた代理申請を実現できます。
6 申請内容の自動計算も可能
申請フォームに計算項目が使用できます。これにより利用者の入力に基づく数値の四則演算や日付の期間、年齢などの計算結果を申請内容に含めることができます。なお、計算方法は手続きごとに設定可能です。
この機能を活用することで、年齢や対象期間等の条件に応じた補助金申請などの手続きを容易に実現します。
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スマート申請システムは、これからもお客さまの声を積極的に採り入れながら進化し続けます。ご期待ください。
掲載:『新風』2022年4月号