2023年1月号Vol.129

【TKC サポートインフォメーション2】新商品検討プロジェクト一歩先行くサービス創出へ
TKCの取り組み

 地方公共団体の皆さまに向けたTKCのホームページでは、「スマート申請システム」「かんたん窓口システム」「マイナンバーカード交付予約・管理システム」「福祉相談支援システム」などをご紹介しています。
 当社では毎年、複数テーマを選定して組織横断型によるプロジェクトチームを組織し研究活動に取り組んでいます。これは自治体が抱える業務課題の解決や、さらなる業務効率の向上を実現する新たなシステム・サービスの創出を目的とするものです。
 冒頭に挙げたシステムは、そうした長年の新商品検討プロジェクトの活動成果を具現化したものの一部です。

お客さまの未来を創造する

 当社の研究活動には三つの特長があります。
 第一が研究テーマです。顕在化している課題だけでなく、数年先を見据えて〈自治体の業務は今後どうあるべきか〉を想定した研究テーマを決定します。市区町村では、いまオンライン申請や書かない窓口が普及段階を迎えていますが、当社ではこれらが注目される前から複数年にわたって研究を進めてきました。お客さまの課題やニーズの一歩先を行くには、失敗を恐れずに大胆に取り組むことが重要だと考えています。まさに、「新たなシステムは一日にして成らず」なのです。
 第二が体制です。研究チームは、部門(営業・開発など)や世代、役職といった組織の壁を越えたメンバーで編成されます。そうした多様なメンバーが、多様な視点(例えば、お客さまにとっての価値や技術動向など)から議論を深めることで、これまでにない斬新なアイデアにつながることも少なくありません。
 第三がプロトタイプの開発です。研究活動は〈今はまだ存在しないもの〉を考える活動です。机上の空論で終わらせないため、プロトタイプ版を開発して「TASKクラウドフェア」(*)に展示し、来場された職員の皆さんとの意見交換を通じて製品の有効性の検証や、さらなるアイデアと潜在ニーズの発掘に取り組んでいます。ここで寄せられたご意見等は、さらなる研究に役立てています。

◇   ◇   ◇

 今後も継続的な研究活動を通じて一歩先行くシステム・サービスの提供に取り組み、お客さまをご支援してまいります。

*毎年、全国各地で開催するプライベートフェア。システム展示のほか、相談会、事例セミナーなどを実施

プロトタイプ版の参考展示では毎回、活発な意見交換が行われている 

プロトタイプ版の参考展示では毎回、活発な意見交換が行われている 

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