ニュースリリース
連結会計システム「eCA-DRIVER」クラウドサービス利用が100企業グループを突破
平成24年8月20日
株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸/資本金:57億円)は、中堅・大企業向け連結会計システム「eCA-DRIVER」をクラウドサービスで利用するユーザーが100企業グループを突破したことを発表しました。
これは、中堅・大企業向け連結会計システムとして業界初のこととなります。
7月末現在で、eCA-DRIVERを利用する440企業グループのうち、119企業グループがクラウド型の利用となり、うち88は上場企業グループとなっています。
TKC連結会計システム「eCA-DRIVER」は、連結会計制度に準拠し、業務プロセスの標準化によって子会社からのデータ収集から連結財務諸表の作成まで連結決算業務の早期化・効率化を支援する中堅・大企業向け連結会計システムです。
eCA-DRIVERをはじめとする「TKC連結グループソリューション」(*1)は、お客さまのニーズに合わせ「クラウドサービス」と「オンプレミス(社内設置型)」を自由に選択して利用いただけるようになっていますが、最近では、BCPや情報システムにかかるトータルコスト軽減の観点から、上場企業を中心にクラウドサービスへの注目が高まっています。
TKCでは、平成15年に自社データセンター(TKCインターネット・サービスセンター)を構築し、他社に先駆けて当社が開発する各種アプリケーションシステムのクラウドサービスを提供してきました。
「TKC連結グループソリューション」のクラウド対応については、平成15年に連結納税システム「eConsoliTax」を提供したのを手始めに、平成17年には連結会計システムとして日本初のクラウド版「eCA-DRIVER」を提供するなど、これまで中堅・大企業における会計・税務分野のクラウド活用を常にリードしてきました。その最大の特長は、アプリケーションの開発・提供からデータセンターでのサービス運用までTKCが“Allin One”でサポートしていることです。
TKCでは、クラウド型会計システムの国内導入実績No.1ベンダーとして、TKC全国会中堅・大企業支援研究会(税理士・公認会計士1,008名)とともに“経理部の味方”としてシステム開発およびサポート体制の一層の強化に努め、中堅・大企業の戦略的なグループ経営を支援してまいります。
クラウドサービスの活用によるお客さまの主なメリット
1.データ保全
最高度の情報セキュリティ体制を備えたデータセンターでデータを保管するため、安全かつ安心な環境でシステムを運用することができます(バックアップデータを6世代まで管理)。
2.遠隔地での利用
インターネット経由でのサービスのため、情報資産への追加投資なしで遠隔地にある事業所等でも利用できます。
3.コスト削減
サーバ等への初期投資や運用・保守にかかるコストを削減できるだけでなく、サーバ室のスペースやそのセキュリティ対策、電力など“見えないコスト”を削減できます。
また、これまで「固定資産」として処理していたシステムにかかる経費を「運用コスト」へと転換し、通常の費用として損金に算入することができます。
連結会計システム「eCA-DRIVER」の特長
1.四半期・月次決算処理の自動化を支援
一括処理機能により“ワンクリック”で連結修正仕訳を自動生成します。
2.個別会計ならびに決算開示システムとのデータ連携
統合型会計情報システムFX5、ERPシステムや決算開示システムとのスムーズなデータ連携を支援します。
3.クラウドサービスによる業務の効率化
Webによる関係会社分散入力やリコンサイル機能、データ収集の進捗管理が可能です。
4.制度連結から管理連結まで豊富な拡張機能
注記情報作成システム、複数連結システム、会社別CF計算書作成システム、予算連結業績管理システム、マネジメントレポート設計ツール(帳表作成ツール)
5.英語・中国語(簡体語)に対応(対応言語は順次拡張予定)
6.TKC連結グループソリューションにより、連結グループの決算・申告業務の効率化を一気通貫で支援します。
TKCのデータセンター
TKCでは、当社のお客さまである会計事務所とその関与先企業、地方公共団体、中堅・大企業が安全かつ安心なICT環境で情報システムを利用し、万一の事態にも業務を維持・継続させることができるようTKCインターネット・サービスセンター(TISC)を運営しています。
その最大の特長は、災害に強い堅牢な建物や最高度の情報セキュリティ対策といったインフラ面に加え、当社社員が24時間365日サービスの稼働状況を監視するなど運用面でも万全のサービス体制をとっていることです。
なお、今後の展開を見据え、昨年秋には世界標準の最新技術(VMware、Cisco UCS、NetApp)の組み合わせによりクラウド共通基盤を構築し直し、サービス体制の強化・拡充を図りました。
(*1)TKC連結グループソリューション
TKCでは、中堅・大企業における日々の記帳から決算・申告まで企業グループの会計・税務のすべての業務を網羅する「TKC連結グループソリューション」を提供しています。会計や税務のシステムを個々に提供するベンダーは数多く存在しますが、会計から税務まで“一気通貫”により親和性の高い操作環境を実現しているのは当社のみです。導入実績は1,800企業グループに達し、日本のトップ企業100社のうち50%以上で採用されています。
連結会計システム「eCA-DRIVER」
統合型会計情報システム「FX4クラウド」 「FX5クラウド」
連結納税システム「eConsoliTax」
税効果会計システム「eTaxEffect」
法人電子申告システム「ASP1000R」
「電子申告・納税かんたんキット」
*FX4クラウドは、クラウドサービスのみの提供
1.企業グループの決算業務をトータルで支援
会計と税務に特化しているTKCが、個別会計から連結会計、そして税額・税効果計算から電子申告までを網羅する各種ソリューションの提供を通じて、連結グループにおける決算・申告業務をトータルでご支援します。
2.会計・税務の実務に精通した専門家によるコンサルティングサービス
会計・税務の実務に精通した専門家(TKC全国会中堅・大企業支援研究会に加盟する税理士・公認会計士)が、システムの導入から運用までサポートすることで、企業の要望にきめ細やかに対応します。
3.TKCクラウドにより、低コストとデータの一元管理を実現
最高度の情報セキュリティ体制を備えたTKCのデータセンター(TISC)の活用により、ハードウェアやインフラ等の初期投資やランニングコストの大幅な削減を実現します。
また、グループのデータをTISCで一元的に管理できます。
以上
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161