ニュースリリース

統合型会計情報システム「FX5クラウド」提供開始

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平成24年7月12日

 株式会社TKC(代表取締役社長:角 一幸/本社:栃木県宇都宮市)は7月31日より、中堅・大企業グループ向け統合型会計情報システム「FX5クラウド」の提供を開始します。

 FX5は、1800企業グループで採用されている「TKC連結グループソリューション」のひとつで、主にグループ年商で数百億程度の企業グループを対象として「戦略的意思決定」や「決算早期化」「事業継続性の確保」を支援するために開発した統合型会計情報システムです。
  今回のFX5クラウドの提供で、中堅・大企業向けの「TKC連結グループソリューション」のクラウド対応が完成し、これにより日々の記帳から決算・申告まで企業グループの会計・税務に関するすべての業務をクラウド環境で行えるようになります。

 こうした環境を実現したのは、TKCが国内初となります。

 昨今、上場企業を中心とする中堅・大企業の経理部門においては限られた人員・時間で「制度会計」への適確な対応が迫られるとともに、事業のグローバル化を背景として企業競争力を強化するために、グループ全体の月次連結業績管理や予算・予測連結の管理といった「管理会計」への対応が不可欠となっています。そうした「連結経営」においては、グループ全体の財務情報を適時・的確に把握し、迅速な意思決定を支援する会計システムが欠かせません。
 この点、FX5は会計・税務分野に特化したTKCが長年培ってきたノウハウを生かし“連結経営を意識した個別会計システム”として開発したものです。そのため連結会計システム「eCA-DRIVER」や法人電子申告システム「ASP1000R」はもちろん、既存の販売情報や人事・給与情報などとも業務システムをカスタマイズすることなくスムーズにデータ連携することができます。
 また、FX5クラウドの提供により、FX5は企業のニーズに合わせ「クラウド」と「オンプレミス(社内設置型)」「ハウジング」を自由に選択して利用いただけるようになりました。

 TKCはクラウド型会計システムの国内導入実績No.1ベンダーとして、TKC全国会中堅・大企業支援研究会(税理士・公認会計士約1,000名)とともにシステム開発およびサポート体制の一層の強化に努め、中堅・大企業の戦略的なグループ経営を支援してまいります。

統合型会計情報システム「FX5クラウド」について

1.システムの特長
 システムの開発からデータセンターでのクラウドサービスの運用まで、TKCが“All in One”でサポートします(業界唯一)。

(1)企業グループの戦略的意思決定を支援します。
 グループ各社の最新業績をいつでも把握できます。また、モニタリング専用ライセンスを活用することで、支店長・部門長が担当店舗・部門の業績を把握できるため、業績報告を待つ必要がありません。 

(2)企業グループの決算早期化を支援します。
①グループ各社の勘定科目体系を一元的に管理できます。
②グループ会社間の債権債務残高・内部取引高をいつでも照合できます。
③連結会計システム「eCA-DRIVER」、法人電子申告システム「ASP1000R」に“ワンクリック”でデータ連携でき、決算開示・電子申告までの業務を効率化できます。

(3)企業グループのBCPを支援します。
 最高度の情報セキュリティ体制に加え、自然災害や火災、人災(火事、侵入者等)にも厳重な備えを誇るTKCのデータセンターで企業グループの財務データを守ります。
また、財務データはデータセンターで一定期間保管され、万一に備えた事業継続性の確保を支援します。

(4)改正消費税法に完全対応しています。
 消費税法に定められている仕入れ税額控除の要件(消費税法第30条)となる、「帳簿の記載要件」を完全に網羅しています。

(*)自社でデータセンターを保有する企業や、内部統制上の問題などにより他社へデータを預けられない企業の場合、オンプレミス(社内設置型)やハウジングによる運用形態も利用可能です。

2.販売目標
 平成25年9月末までに、50企業グループへの導入を目指す。 

3.サービス提供開始日
 平成24年7月31日 

クラウドサービスの活用によるお客さまの主なメリット

1.データ保全
 最高度の情報セキュリティ体制を備えたTKCデータセンターで、データを保管するため安全かつ安心な環境でシステムを運用することができます。 

2.遠隔地での利用
 インターネット経由でのサービスのため、情報資産への追加投資なしで遠隔地にある事業所等でも利用できます。

3.コスト削減
 サーバ等への初期投資や運用・保守にかかるコストを削減できるだけでなく、サーバ室のスペースやそのセキュリティ対策、電力など“見えないコスト”を削減できます。
 また、システムにかかる経費を「固定資産」から「運用コスト」へと転換し、通常の費用として損金に算入することができます。

 

【ご参考】

【TKCのクラウドサービスへの取り組み】
 TKCでは、平成15年に自社データセンター(TKCインターネット・サービスセンター)を構築し、他社に先駆けて当社が開発する各種アプリケーションシステムのクラウド(ASP)サービスを提供してきました。
 中堅・大企業向けに提供する「TKC連結グループソリューション」のクラウド対応については、平成15年に連結納税システム「eConsoliTax」を提供したのを手始めに、平成17年には連結会計システムとして日本初のクラウド版「eCA-DRIVER」を提供するなど、これまで中堅・大企業における会計・税務分野のクラウド活用を常にリードしてきました。

 

【TKCインターネット・サービスセンター(TISC)】
 TKCでは、当社のお客さまである会計事務所とその関与先企業、地方公共団体、中堅・大企業が安全かつ安心なICT環境で情報システムを利用し、万一の事態にも業務を維持・継続させることができるようTKCインターネット・サービスセンターを運営しています。
 その最大の特長は、災害に強い堅牢な建物や最高度の情報セキュリティ対策といったインフラ面に加え、当社社員が24時間365日サービスの稼働状況を監視するなど運用面でも万全のサービス体制をとっていることです。
 なお、クラウドサービスの今後の展開を見据えて、昨年秋に世界標準の最新技術(VMware、Cisco UCS、NetApp)の組み合わせにより、クラウド共通基盤を構築し直し、サービス体制の強化・拡充を図りました。

 

【TKC連結グループソリューション】
 TKCでは、中堅・大企業における日々の記帳から決算・申告まで企業グループの会計・税務のすべての業務を網羅する「TKC連結グループソリューション」を提供しています。これにより、企業グループの財務会計、連結決算、単体/連結納税への対応、電子申告への対応を強力に支援します。会計や税務のシステムを個々に提供するベンダーは数多く存在しますが、会計から税務まで“一気通貫”により親和性の高い操作環境を実現しているのはTKCのみです。
 導入実績は1,800企業グループに達し、日本のトップ企業100社のうち50%以上で採用されています。

連結会計システム「eCA-DRIVER
統合型会計情報システム「FX4クラウド」 「FX5クラウド
連結納税システム「eConsoliTax
税効果会計システム「eTaxEffect」
法人電子申告システム「ASP1000R
電子申告・納税かんたんキット

1.企業グループの決算業務をトータルで支援
 会計と税務に特化しているTKCが、個別会計から連結会計、そして税額・税効果計算から電子申告までを網羅する各種ソリューションの提供を通じて、連結グループにおける決算・申告業務をトータルでご支援します。

2.会計・税務の実務に精通した専門家によるコンサルティングサービス
 会計・税務の実務に精通した専門家(TKC全国会中堅・大企業支援研究会に加盟する税理士・公認会計士)が、システムの導入から運用までサポートすることで、企業の要望にきめ細やかに対応します。

3.TKCクラウドにより、低コストとデータの一元管理を実現
 最高度の情報セキュリティ体制を備えたTKCのデータセンター(TISC)の活用により、ハードウェアやインフラ等の初期投資やランニングコストの大幅な削減を実現します。
 また、グループのデータをTISCで一元的に管理できます。

以上

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161

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