電子取引データ保存の効率的な対応
インボイス・マネジャー導入事例
首都圏1都3県および近畿圏2府4県にスーパーマーケット206店舗を展開する株式会社ダイエーは、TKCの法人電子申告システム「ASP1000R」と「e-TAX償却資産」を導入。T・MACKS税理士法人によるサポートを受けながら、税務申告書の作成や償却資産申告書の電子申告にかかる事務を効率化しています。
今回、改正電子帳簿保存法が定める電子取引データの保存を効率的に行うためにTKCの「インボイス・マネジャー」を導入しました。その導入の経緯や運用方法について経理部のご担当者にお伺いしました。
ダイエーグループの沿革について教えてください。
1957(昭和32)年に中内㓛氏が、株式会社ダイエーの前身である大栄薬品工業株式会社を設立しました。以来、「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」を基本理念に、流通革命の実現を目指して多くの挑戦を行ってまいりました。その後、1970年に商号を現在の株式会社ダイエーに変更しました。
ペーパーレス化の取り組みにおいて、システムの導入を検討された背景について教えてください。
2021年に電子帳簿保存法が改正されたのをきっかけに、情報収集を始めました。当初は、電子データの取引が多くはなく、システムを導入せずに自社のサーバに保存して運用が可能ではないかと考えていました。しかし、事務処理規定等の作成など、将来的に運用面での負担が大きくなることへの懸念もありました。ちょうどその時に、システム・コンサルタントのT・MACKS税理士法人からASP1000Rの運用コンサルティングサービスの一環として、インボイス・マネジャーのセミナー開催の案内を受けました。
後日、セミナーに参加してみたところ、シンプルな操作性と良心的な価格であることや、導入から運用開始までも短期間で対応できることがわかり、システム導入の検討を本格的に開始しました。
インボイス・マネジャーを採用された理由について教えてください。
他社システムのセミナーにも参加しましたが、価格面や自社でやりたいことのイメージと合致しませんでした。一方でインボイス・マネジャーは、ASP1000Rと同様にクラウドシステムのためテレワークにも対応できることや今までのTKCの営業担当やヘルプデスクの迅速かつ丁寧な対応、システム・コンサルタントのT・MACKS税理士法人から操作フォローを受けられるため安心して利用できると考えました。また、シンプルな操作性と良心的な価格のため、子会社も一緒に利用できると判断し、インボイス・マネジャーを採用しました。
インボイス・マネジャーを利用した感想はいかがでしょうか。
インボイス・マネジャーを導入して1年経過しましたが、その間で運用方法を何度も変更(改善)しました。当システム導入以前は、実務に合わせてシステムをカスタマイズしていましたが、改修に時間がかかる上に高額な費用が発生することが課題でした。
インボイス・マネジャーは、パッケージの機能でいつでも運用方法を変更できる、自由度の高いシステムです。費用をかけずに柔軟に運用を見直すことが可能なため、これからも理想の運用を追求していきたいと思います。
現在は、従前より利用しているワークフローシステムで他部署から電子データを受け取り、財務経理部でインボイス・マネジャーにデータを登録しています。インボイス・マネジャーを利用する部署を限定することで、人事異動等に伴うID管理やシステムの操作指導にかかる負担を軽減しています。また、インボイス・マネジャーはスキャナ保存制度にも対応しているため、紙の請求書や領収書等の電子保存にも取り組んでいます。
インボイス・マネジャーの今後の運用について教えてください。
現在、インボイス・マネジャーでペポルインボイスによる請求書発行に挑戦しています。請求書の電子発行に向けて、CSVデータの作成や社内でのトライアルを行っています。やれることから少しずつ行い、将来的にデータを一元管理していきたいです。
今後の展望をお聞かせください。
当グループでは、複数子会社でインボイス・マネジャーを利用しています。インボイス・マネジャーは低コストかつ短期間で子会社を追加しやすいため、さらなるグループ展開を目指します。また、インボイス・マネジャーは随時レベルアップされていくシステムなので、今後さらに便利な機能が搭載されることを期待しています。
会社概要
株式会社ダイエー
- 設立
- 1957年4月
- 所在地
- 東京都江東区東陽2丁目2番20号
- URL
- https://www.daiei.co.jp/
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