イベント開催報告
「TKCタックスフォーラム2016」が盛大に開催されました
TKC税務研究所が主催する「TKCタックスフォーラム2016」が、約500名の会員等の参加のもとリーガロイヤルホテル東京で開催された。今年のタックスフォーラムでは、国内税務行政および国際課税の現状と課題、あるいは「社会保障と税の一体改革」など、今後の税に関する環境変化を示唆するテーマが中心となっており、参加者は熱心に耳を傾けていた。
主催:TKC税務研究所 共催:公益財団法人租税資料館 後援:TKC全国会
とき:平成28年6月17日(金) ところ:リーガロイヤルホテル東京
(※敬称略)
開会の挨拶
TKC税務研究所所長 伊藤 誠
TKC税務研究所所長 伊藤 誠
13回目となる本日のタックスフォーラムは4部構成としております。第1部はTKC中部会の研究グループによる発表です。
第2部は、中央大学法科大学院の森信茂樹教授に、社会保障と税の一体改革についてご講演いただきます。
第3部では、国税庁課税部長という要職にいらっしゃる川嶋真様に「税務行政の現状と課題」についてお話しいただきます。
第4部は、当初消費税の軽減税率についてご講演いただく予定でしたが、増税時期が延期されたことを受けまして、「国際課税の最近の動向」にテーマを変更し、国際課税の課題やその課題に対する各国の取組み状況等について、国税庁長官官房国際業務課長の池田義典様にお話しいただくこととなりました。
本フォーラムが、皆さまの今後の仕事において有意義なものになることを祈念いたします。
研究発表
会社法からみた税法上の非上場株式の時価評価
─事業承継の視点から─
TKC中部会(リーダー/田口常代会員・他9名)
講演
社会保障と税の一体改革のグランドデザイン
中央大学法科大学院教授
森信茂樹
税務行政の現状と課題
国税庁課税部長
川嶋 真
国際課税の最近の動向
国税庁長官官房国際業務課長
池田義典
閉会の挨拶
公益財団法人租税資料館代表理事
河﨑照行
公益財団法人租税資料館代表理事 河﨑照行
本日研究発表をしていただいたTKC中部会の皆さま、そして講師の森信茂樹教授、国税庁川嶋真課税部長、池田義典国際業務課長、貴重なご講演、誠にありがとうございました。
本フォーラムを共催している租税資料館は、平成3年5月に飯塚毅TKC全国会初代会長によって設立されたわが国最大の租税に関する専門図書館で、本年は設立25周年を迎える記念すべき年に当たります。事業の柱は三つあり、一つ目は租税に関する資料・文献等の収集・管理・公開、二つ目は租税・会計理論に関する調査研究の促進、三つ目は租税・会計研究に関する人材育成です。
わが国の会計文化とも言える「確定決算主義」を堅持するため、皆さまに「中小会計要領」のさらなる普及にお力添えをいただけるようお願いし、閉会の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。
(TKC出版 村井剛大)
(会報『TKC』平成28年9月特別号より転載)