ニュースリリース
大企業の税務申請・届出業務を効率化 ―― 税務手続きの電子化を支援するクラウドサービス提供へ
2018年6月29日
株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸)は、6月29日から大企業向けに「TKC税務申請・届出クラウド」の提供を開始します。
TKC税務申請・届出クラウドは、「会社の設立」や「代表者の変更」などの法人の異動に関して提出が必要となる各種申請書や届出書について、作成から各自治体への電子申請までを一貫して支援するクラウドサービスです。
大企業など事業所を複数抱える法人では、会社や事業所等に異動が発生すると、事業所が所在する全ての都道府県・市区町村に届出が必要となるため、その作成作業や郵送等の事務コストが負担となっています。また、連結納税制度を採用している法人においても、法人税関連の申請・届出に関して、連結親法人が連結子法人を含めた申請・届出を行う必要があるため、親法人にとって大きな負担となっています。
そこで、TKCではこれらの負担を軽減し、大企業における税務申請・届出業務の効率化を図るため、TKC税務申請・届出クラウドの提供を開始します。
- 法人名、事業所等の情報をマスター管理することにより連結納税採用企業グループや、事業所数が多い企業グループにおける税務申請・届出業務を効率化します。
- 異動事由に応じて提出が必要な申請・届出書を自動表示することにより、書類の提出漏れを防ぎます。
- 法人・事業所等の異動情報を連結納税システム(eConsoliTax)、法人電子申告システム(ASP1000R)へ連携することにより、申告業務を効率化します。
TKCは、クラウドサービスの提供を通じて大企業における税務申請・届出業務の効率化を支援してまいります。
「TKC税務申請・届出クラウド」の概要
1.サービスの特長
- 法人名、事業所等の情報をマスター管理することで、申請・届出書の作成にかかる負担を軽減し、事業所数が多い企業グループの税務申請・届出業務を効率化します。
- 異動事由に応じて、提出すべき申請・届出書を自動表示することで、書類の提出漏れを防止します。
- 企業グループ単位での利用を可能とすることで、連結納税に係る申請・届出にも対応します。
- 複数自治体への電子申請も一括で行うことができます。
- 申請・届出データをTKCのデータセンターで保管するため、申請・届出済み書類の控えの保管に係るコストを削減します。
- 法人・事業所等の異動情報を、連結納税システム(eConsoliTax)、法人電子申告システム(ASP1000R)に連携することより、2重入力や入力漏れを防ぎ、申告書作成業務の効率化を図ります。
2.作成可能な主な申請書・届出書
【法人税】
法人設立届出書、異動届出書、青色申告の承認申請書、棚卸資産の評価方法の届出書、減価償却資産の償却方法の届出書、申告期限の延長の特例の申請書
【連結納税】
連結納税の承認の申請書、連結納税の承認の申請書を提出した旨の届出書
【源泉所得税】
給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
【消費税】
消費税課税期間特例選択・変更届出書、消費税課税売上割合に準ずる割合の適用承認申請書、消費税簡易課税制度選択届出書
【電子帳簿】
国税関係帳簿の電磁的記録等による保存等の承認申請書、国税関係書類の電磁的記録等による保存の承認申請書
【地方税】
法人設立・設置届出書、異動届、申告書の提出期限の延長の処分等の届出書、法人税に係る連結納税の承認等の届出書、地方税関係帳簿の電磁的記録等による保存等の承認申請書、地方税関係書類の電磁的記録等による保存の承認申請書
3.提供開始日
2018年6月29日(金)
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当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200