ニュースリリース
2015年度入社式、社長あいさつ(要旨)
2015年4月1日
株式会社TKC(代表取締役:角 一幸/本社:栃木県宇都宮市)は4月1日、本年度の新入社員100名(男性71名、女性29名)を迎え、入社式を行いました。 以下に社長あいさつの要旨をご紹介します。
社長あいさつ要旨
「壁にぶつかってもUターンせず、成功への道を歩み続けよう」
役社員一同、皆さんの入社を心より歓迎いたします。100名の新たなエネルギーが加わるということは、当社にとっても大変喜ばしいことです。
【ユニークなビジネスの展開】
TKCは、49年前に「職業会計人の職域防衛と運命打開のため受託する計算センターの経営」と「地方公共団体の行政効率向上のため受託する計算センターの経営」――という2つの事業目的を掲げて設立されました。
いまや、当社が提供する製品・サービスはクラウドサービスなどへと変わりましたが、事業目的は変わることなく、創業以来、真摯にその2つの分野へすべての経営資源を投入して、お客さまへのサービスの多重化・深掘りを行い、その周辺領域での新サービスの開発・提供を進めることで他社との差別化を実現し、市場における競争優位をつくり出してきました。
その結果、いまでは会計事務所とそのお客さまである中小企業、市区町村に加えて、上場企業や弁護士、法科大学院といったさまざまな分野でTKCのシステムやサービスが利用されるまでとなっています。
【顧客への貢献】
その事業目的を支えるものが経営理念「顧客への貢献」です。これは事業目的とともに2400名を超える役社員に共通する“TKCのDNA”であり、未来永劫変わることのないものです。
いま、当社を取り巻く経営環境では、社会制度・法律・技術・お客さまの価値観など、さまざまな変化が起こっています。そして、その変化のスピードはとても速い。一例を挙げれば、来年1月からスタートするマイナンバー制度により当社のお客さまの業務も大きく変化します。私たちには、お客さまがスムーズに、そして安心してこの変化を乗り越えていただけるよう支援していくことが求められています。
「顧客への貢献」と言葉でいうのは簡単なことですが、そのためにやるべきことは奥が深く、また範囲も広い。これを実践するには3つのステップがあると考えています。
第一に「お客さまの事業の成功条件を探求する」ことです。
第二が、「これを強化するシステムを開発する」ことです。TKCは情報サービスの会社であり、私たちはITを通じてお客さまの繁栄のために貢献します。
第三が「その導入支援に全力を尽くす」ことです。これは当社のシステムやサービスを購入してもらって終わりではなく、そのシステムやサービスをお客さまに十分に活用していただくために、私たちは全力を尽くしてサポートします。
私たちの「顧客への貢献」への取り組みは、日本の経済や社会の成長・発展にもつながるものといっても過言ではありません。だからこそ、私たちはお客さまの繁栄のために、この3つに取り組むことを大切にしている会社だということを忘れないでください。
【ルールによる経営】
そして、これらの礎となっている考え方が「ルールによる経営」の徹底です。
ルールという言葉には、日本国民として守るべき法律や社会規範、あるいは皆さんが社員として守るべき社内の規定などがあります。これをしっかりと守りながら会社として成長していくことを大切にしている企業だということです。言い換えれば、当社は社員に違法行為を絶対にさせないということです。
では、何のために「ルールによる経営」を実践するのでしょうか?
それは「社員」「お客さま」「会社」を守るためです。そのプライオリティは、この順番の通りです。これは決して間違えないでください。ルールによる経営を企業文化としてしっかり浸透させ、それを実践することで、皆さんとお客さま、そして会社を守るということをきちんと理解してください。
【社会人としての成功の条件】
本日、皆さんが社会人として一歩を踏み出すにあたり、「いい仕事、充実した生活を送るために必要なことは何か」を考えていただきたい。
その根幹となるのは、「いかに人格を高め、教養を深めるか」だと私は考えています。
これについて、TKCの創業者である飯塚毅博士は最適な方法論を示されました。1つは、心の問題や自分自身を見つめる瞑想の機会を持つということです。そして、教養については数多くの本を読みなさいといっています。それを継続することが大切です。
加えて、皆さんには志を高くもってほしいと思います。しかし、私がいう“志”とは、お金や名声への野心を持つということではありません。世の中に役に立つために大志を抱いてほしいということです。
また、仕事をすれば必ず壁にぶつかります。私も何度も壁にぶつかってきました。そのような時、多くの人はUターンしてしまいますが、成功は壁を乗り越えた先にあります。飯塚博士も「すべての仕事、すべての事業というものには、それがどんな仕事であって、必ず泣きどころ、いわゆる壁がある。その場合に人は99.9%まではUターンする。だが、Uターンしない0.1%の中に入れ」と繰り返し述べておられましたが、皆さんもUターンをすることなく堂々とした人生を送っていただきたいと思います。
そして、皆さんがTKCの一員として大きく成長し、活躍されることを祈念しています。
ご参考
1.2015年度新入社員数
100名(2014年度は44名)
2.配属先
データセンター部門、開発部門、営業部門
3.配属日
データセンター部門 4月13日(月)
開発部門、会計事務所事業部営業部門 4月22日(水)
地方公共団体事業部営業部門 4月27日(月)
(*)配属日までは全体研修を実施。個々の職種に応じた研修は配属日以降も継続します。
4.役社員数(4月1日付)
2,404名(パートタイマー、嘱託含む)
以上
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200