ニュースリリース
他社業務システムとの連携機能を強化、統合型会計情報システム「FX4クラウド」をレベルアップ ― 中堅企業の経営者による最新業績把握の早期化を支援 ―
平成26年5月19日
株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸)は、他社業務システムとの連携機能を強化した統合型会計情報システム「FX4クラウド」(2014年6月版)の提供を5月21日に開始します。
今回の改訂は、他社業務システム(販売管理、給与計算、POSレジ、原価管理等)から出力したファイルをFX4クラウドの仕訳としてそのまま読み込む「他社業務システム仕訳読込機能」を大幅に強化したもので、「FX4クラウドで仕訳データとして読み込めないファイルはない」レベルまで機能を引き上げました。具体的には、これまで未対応の複合仕訳形式の読み込みや日計表(Excelで作成した売上日報等)のように1行で2種類以上の仕訳が発生する等の例外的なケースにも対応することで、業務システムとのスムーズな連携が実現します。
FX4クラウドは主に年商5億~50億円規模の中堅企業を対象とする、制度会計と管理会計を統合した財務会計システムです。平成23年6月に提供を開始して以来、順調に売れ行きを伸ばし、現在、約4,500社に利用されています。
中堅企業の経営者は「会社の規模が拡大しても、全社の最新業績を常に迅速に把握して意思決定に生かしたい」とのニーズを持っています。しかし、正確な業績を把握するために業務システムの膨大な情報を会計システムに反映させることは容易ではありません。当機能の利用により、使い慣れた業務システムの改修やファイル読み込みの都度会計システムのデータレイアウトに合わせる手間は不要となり、他社業務システムの情報を適宜に反映させた最新業績の早期把握が可能となります。
FX4クラウド導入企業へのヒアリングによる「導入の決め手となったシステム機能※」の第1位は「他社業務システムとの連携」となっており、当機能が中堅企業経営者のニーズにマッチしていることを証明するものといえます。
6月版ではそのほかにも、企業独自の帳表作成を支援する「マネジメントレポート設計ツール」の機能強化なども図っています。
TKCでは、クラウド型会計システムの国内導入実績No.1ベンダーとして、TKC全国会(税理士・公認会計士 1万名超)とともにシステム開発およびサポート体制の一層の強化に努め、中堅企業の適正申告と経営改善の実現を支援してまいります。
導入の決め手となったシステム機能(導入企業へのヒアリング)
FX4クラウド(2014年6月版)について
1.主な機能強化点
(1)他社システム仕訳読込機能の強化
①複合仕訳形式のレイアウトによる仕訳読込機能の搭載
②仕訳読込テンプレートの設計機能強化
日計表等で1行から複数の仕訳が発生する場合への対応、複数文字列を
結合する機能、部分文字列の参照機能、複数条件を組み合わせた条件式
の設定、条件式での空欄判定を追加
③コード変換機能の強化
④支払予定日、回収予定日がセットされていない仕訳データへの自動セッ
ト機能追加
(2)「マネジメントレポート設計ツール」の機能強化
(3)部門コードの利用桁数変更機能(3桁→4桁への変更)
2.提供開始日 平成26年5月21日
FX4クラウドの特長
FX4クラウドは、19万社で利用されるFXシリーズで培ったノウハウを駆使して開発された中堅企業向けのクラウド型の財務会計システムです。
日々の記帳のための「財務会計機能」と、業績管理のための「管理会計機能」を搭載しており、また、資金管理(支払・入金・資金繰り管理)や業務システムとのデータ連携、オリジナル帳表作成などの豊富な機能もご利用いただけます。
1.対象企業 年商5億~50億円規模の中堅企業
(*)FX4クラウド利用には、別途TKC全国会会員との顧問契約が必要です。
2.販売目標 平成26年末までに5,000社
3.導入実績 約4,500社
4.販売価格 会計事務所が関与先企業との顧問契約に基づき提供するシス
テムのため、提供価格は個々の契約内容により異なります。
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200