ニュースリリース
平成24年4月から『論文演習セミナー』で論述問題をオンライン配信
平成24年2月15日
株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角一幸/TKC)は、法科大学院の在校生および修了生への学習支援システムに、新コンテンツ「論文演習セミナー」を搭載し、平成24年4月からサービスを提供開始します。
これは、学生の減少や補助金削減等により厳しい経営環境に置かれている法科大学院を支援するため、法科大学院74校中72校(シェア97%)で利用されている「TKC法科大学院教育支援システム」および修了生が利用する「TKC修了生サポートシステム」に搭載する自学自習支援システムに含まれる「基礎力確認テスト」「短答式過去問題演習トレーニング」に続く第3弾のサービスとして「論文演習セミナー」をオンライン配信で提供開始するものです。
「論文演習セミナー」は、法科大学院在校生やその修了生から要望の高かった論述問題への対応能力を高めるトレーニングサービスを実現したものです。このサービスは、単なる新司法試験対策という観点だけではなく、本来法曹として欠かせない事案に対する「法的分析力」「思考力」、そして法的解決方向の「構成力」を養うことができる自学自習ツールとして開発されました。システム開発には、実務家や法科大学院教員などの専門家チーム「TKC法曹養成研究会」の協力を得て、新司法試験の主要7分野の問題を制作、演習システムとして構築しています。具体的な事件、事案を、それぞれの立場から法的紛争の解決方向を考え、かつ示し、もって社会の法的正義を実現するという法曹の役割を認識し、それを実務の場で生かせる能力を養うものです。専門家の意見を踏まえ、機能面でも学習効果をあげるための各種工夫を講じており、法曹を目指す法科大学院在校生・修了生にとって最適な自学自習ツールとなっています。
これにより、TKCでは平成16(2004)年の法科大学院創設以来、一貫して法科大学院と法曹を目指す在校生および修了生学習に役立つサービスの拡充に努め、今後も法科大学院の法曹育成や司法制度改革が目指す法曹人口の確保を支援してまいります。
1.『論文演習セミナー』とは
この新コンテンツは、現在、法科大学院72校で利用されている「TKC法科
大学院教育研究支援システム」、およびその修了生が利用する「TKC修了生
サポートシステム」に搭載する自学自習支援システムで、「短答式過去問題演
習トレーニング」「基礎力確認テスト」に続くラインナップの第3弾に位置づ
けられるサービスです。
(1) システムの主な特長
①新司法試験の主要7分野において、素材となる判例から論文演習問題を作成
し、法科大学院の在校生や修了生の自学自習ツールと位置づけ、「TKC法
科大学院教育研究支援システム」および「TKC修了生サポートシステム」
に搭載し、現行のサービスに追加料金無料で提供いたします。
②演習問題は、具体的事案を提供し、その論点や法的解決方向を問う形式と
し、出題の意図を明示し利用者が解答を考える手がかりを用意します。
また連動して閲覧できる「速報判例解説Web(日本評論社/TKC)」や
「TKC法律情報データベースLEX/DB」等の掲載情報を読み解き、学習を
効果的に進めることができ論理思考を深められる構造となっています。
③繰り返し問題演習を行うことで理解力が高まるとともに、演習履歴を保存し
ておくことで独自の学習ノートが作成できます。
(2) 収録問題数
初回提供時は、新司法試験主要7分野において各10問程度を予定していま
す。(総数70問程度)。問題の追録については、全体で300問程度まで平成
24(2012)年9月を目途に拡大する予定です。その後は、新作問題の制作
の都度、順次拡充していきます。
(3) サービス開始日
平成24年4月予定
(4) 利用料金
①「TKC法科大学院教育研究支援システム」導入されている法科大学院の在校
生は無料でご利用いただけます。
②「TKC修了生サポートシステム」基本サービス(有料)を利用中の法科大学
院修了生は無料でご利用いただけます。
(5) 利用対象
法科大学院の在校生および修了生
(6) 目 標
平成25年3月末までに15,000ID
以上
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161