ニュースリリース

裾野市が、総合窓口サービスを強化拡充 住民利便性向上へ「窓口の待ち時間短縮」と「申請漏れの防止」を実現―7月1日より新システムによる総合窓口サービスをスタート―

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平成22年6月29日

 静岡県裾野市(市長:大橋俊二/6月1日現在人口:54,567名)はこのほど、株式会社TKC(証券コード:9746/本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:髙田順三)が開発・提供する「TASK.NET総合窓口システム」を採用して、総合窓口サービスを強化拡充しました。
 これは住民の利便性向上に向けた取り組みの一環で、窓口の待ち時間の短縮化とともに、職員の経験やスキルによらず質の高い均一な窓口サービスの提供を目指すもので、7月1日より新システムでの総合窓口サービスを開始します。

 現在、多くの市町村では各課に分かれて窓口業務が行われており、住民が申請・届出等手続きを行う場合はその内容に合わせて住民自身が該当する担当課を探して、それぞれの窓口を巡り歩いていました。しかしながら、電子自治体の進展を背景に「住民視点の行政サービス」の意識が高まり、昨今では"窓口サービスのワンストップ化"を指向して総合窓口サービスの仕組みを整備する市町村が増えつつあります。

 裾野市においては平成20年4月より「総合窓口サービス」を実施してきましたが、従来方法では住民と最初に接する「総合窓口」へ各種申請・届出等手続きに精通した職員を配置する必要があり、人事の硬直化などの課題がありました。
 そこで、各種業務システムとのデータ連携により、住民に必要な手続きを自動判別して、手続きにかかる共通情報をシステム間で共有する「TASK.NET総合窓口システム」の導入を決めたものです。

 「TASK.NET総合窓口システム」は、例えば、転入・転出時など複数手続きをする場合、総合窓口で住民の年齢や世帯構成などの情報をもとにシステムが必要な手続きを自動判別して「手続き案内」を作成し、該当窓口の業務システム(TASK.NETシステム)へ情報を伝えます。
 「手続き案内」とは、いわば総合病院の外来受診案内票のようなもので、住民はこれをに沿って窓口を回ることで「手続きの漏れ」を防止します。また、各担当窓口では手続きにかかる基本情報が共有化されるため手続き内容の確認が不要となり、窓口での「待ち時間の短縮」を実現します。
 TKCでは、今回のシステム改訂に伴い、窓口処理全体で2割程度の時間削減効果が見込めると考えています。

「TASK.NET総合窓口システム」の主な特長

  1. 「TASK.NET総合窓口システム」は、「総合照会」「総合証明書発行」「手続き案内」の3つの機能で、窓口サービスにおける住民の利便性向上と業務の効率化を支援します。
    1. 総合照会
      住基、税務、福祉などのさまざまな情報を一つの画面で確認できます。
      また、利用者や業務に合わせて表示項目を自由に設定できます。
    2. 総合証明書発行
      一か所の窓口で住基、税務などの証明書を一度に発行でき、証明書発行のワンストップ化が図れます。
      また、発行済み証明書をPDF保管することができます。
    3. 手続き案内
      住民のライフイベントに応じて「手続き案内票」を発行できるため、初めての来庁者でも、迷わずに手続きを行うことができます。
      TASK.NETシステムに登録されている情報をもとに必要な手続きを自動判定するため、経験の浅い職員の方でも漏れなく、かつスピーディに案内できます。
  2. 証明書の発行手数料や案内した手続きの件数などの一覧表を作成できます。
  3. Web方式によるシステムのため、ブラウザがあれば利用可能です。
    「手続き案内」を利用した場合の窓口サービス概念図

裾野市総合窓口サービスの開始日

平成22年4月1日
平成22年7月1日(システムのリニューアルによるサービス機能強化)

経費概算

ソフトウェア利用料:120万円~/年間

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp

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