ニュースリリース
平成22年度入社式、社長あいさつ(要旨)
平成22年4月1日
株式会社TKC(代表取締役社長:髙田順三/本社:栃木県宇都宮市)は4月1日、151名の新入社員を迎え、入社式を行いました。以下に社長あいさつの要旨をご紹介します。
【社長あいさつ要旨】
皆さん、おめでとうございます。役社員一同、皆さんの入社を喜び、心から歓迎いたします。
入社にあたり、皆さんへのお祝いの言葉として「自助努力」の大切さをお話したいと思います。
本日、皆さんは学生から社会人へ、人生において大きな転換を果たしました。これからは自立して、自らの能力を活かして社会に役立つ側、つまり生産者側にたったわけです。いままでは好きな仲間とだけ付き合っていればよかったが、これからはそうはいきません。仕事はチームワークで行うものです。仕事を覚えるのはもちろん、これからは社会人として良好円滑な人間関係を構築していくことが期待されます。
日本が近代国家樹立へ大いに燃えた明治時代、福沢諭吉翁の『学問のすすめ』がベストセラーとなりましたが、この日本人としての生き方を示唆したアドバイスは国際化の進んだ現代にあっても大いに教えられることがあると思います。
なかで福沢翁は「人望論」について述べ、人望がある人になるためには3つのポイントがあるとしています。第1に「言葉は流暢にして活発である」こと、これは言語明瞭であれということです。第2に「顔色要望を快くして」、つまり仏頂面では人は寄りつかないということです。第3に「自ら進んで交際する」ことです。
皆さんも「天は自らを助くるものを助く」という言葉を聞いたことがあると思いますが、自ら努力しない人には仕事でのチャンスにも、また生涯の親友となるような人との良縁にも恵まれません。人から手を差しのべられるまで待つという受け身の姿勢ではなく、能動的・積極的に自ら努力していくという気構えを持つことが大切です。
TKCの社是は「自利利他(自利トハ利他ヲイフ)」であり、また、経営理念は「顧客への貢献」です。いまはまだ皆さんにとって、単なる「言葉」に過ぎないかもしれませんが、実際に仕事を行い経験を重ねていくなかで社是や経営理念への理解が深まり、TKC社員としてのやりがいや生きがいを実感することでしょう。
皆さんの、これからの人生が豊かで実り多いものとなるよう、情熱をもってひたむきに挑戦し続け、惜しみない「自助努力」へ取り組んでいただきたいと思います。
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
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