ニュースリリース
平成21年度入社式、社長あいさつ(要旨)
平成21年4月2日
株式会社TKC(代表取締役:髙田順三/本社:栃木県宇都宮市)は4月1日、183名の新入社員を迎え、入社式を行いました。以下に社長あいさつの要旨をご紹介します。
【社長あいさつ要旨】
皆さん、おめでとうございます。役社員一同、皆さんの入社を喜び、心から歓迎いたします。
入社にあたり、皆さんへのお祝いの言葉として、「自助努力」が人生成功の要諦だということを申し上げたいと思います。
TKCの創業者・飯塚毅博士は、かつて「自分でエンジンをかける」という言葉で自助努力の大切さを語っていました。このことは、明治時代の二大ベストセラーである福沢諭吉翁の『学問のすすめ』とサミュエル・スマイルズの『西国立志編』でも述べられています。『学問のすすめ』は皆さんもよくご存じでしょう。もう一方の『西国立志編』の原著は『自助論(セルフ・ヘルプ)』というもので、「天は自ら助くる者を助く」という言葉は非常に有名です。
「自助努力」とは、他人から手を差しのべられるまで待っているという受け身の姿勢ではなく、能動的・積極的に自ら努力していくという気構えを持つということです。
では、どうすれば能動的にやる気がうまれ、情熱を持ち、チャレンジする心身ができるのでしょうか。
社会が安定し、衣食が足りてくると、人間は自己実現によって、やりがいや生きがいを求めるようになります。社内報『とこしえ』に掲載された皆さんの言葉を見ると、多くの方が「TKCの事業活動を通じた社会貢献」に惹かれて入社を決意したとあります。これは非常に頼もしく思っています。
いまはまだ皆さんにとって、単なる「言葉」に過ぎないかもしれませんが、実際に仕事を行い、経験を重ねていくなかで、TKC社員としてのやりがいや生きがいを実感していただけることでしょう。
TKCが社会的に高い評価を得ている背景には、当社の社是、経営理念、事業目的にあります。
TKCの事業目的には2つの大きな軸があります。その一つが、「会計事務所の職域防衛と運命打開に資すること」であり、もう一つが「地方公共団体の行政効率向上に資すること」です。
社是は、「自利利他(自利トハ利他ヲイフ)」です。
「自利利他」とはどういうことか。自己満足の喜びというのは、とても小さなことです。でも、皆さんの行為で、両親や兄弟、あるいはほかの誰かが喜ぶのを見たら、皆さんは心から嬉しいと思うのではないでしょうか。
また、経営理念は「顧客への貢献」です。お客様への貢献は、私たちの喜びです。
私たちは、お客様の繁栄のために、お客様の事業の成功条件を探求し、これを強化するシステムを開発し、その導入に全力を尽くします。そのためには卓越したマーケティングを指向し、たゆまないイノベーションを起こしていくことが不可欠です。
いま、日本経済は100年に一度といわれる危機的状況に陥っており、当社もその渦中に置かれています。しかし、経済環境が厳しい時代だからこそ、お客様の本物志向は高まります。これは、当社の持つ強みを発揮すれば、まだまだ成長の可能性があるということです。だからこそ、皆さんにもTKCの一員として頑張っていただきたいと思います。
皆さんは、本日、社会人としてのスタートをきり、これから自分自身の人生を経営していくことになります。
会社としても、皆さんがTKCにおける職業生活に、生きがいややりがいを感じてもらえるように、各種研修や個人図書購入支援制度などを通じて積極的に応援します。
皆さんも、これからの人生が豊かで実り多いものとなるよう、学ぶことを忘れず、惜しみない「自助努力」へ取り組んでいただきたいと思います。
当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200 FAX:03-3266-9161
Eメール:pr@tkc.co.jp