令和6年能登半島地震が発生してから丸2年が経ちましたが、復興はまだまだ道半ばです。特に、七尾市内には建物を取り壊した後の更地がいたるところにあり、がれきや廃棄物を運搬するトラックは今も毎日のように街中を走っています。
このような状況下でも、前向きに事業継続に奮闘している事業者は数多くおられます。
表具の張り替え等を手がける渡辺表具店さんは、被災して間もない1月4日に仕事を再開されました。渡辺表具店さんは、TKCの会計システムで日々の取引を記帳し、足元の業況を素早くつかんでおられます。また、『継続MASシステム(※)』で立てた月々の売り上げ目標とそれに対する進捗をこまめに確認し、今後の打ち手を検討されていることから、2月に実施した日本政策金融公庫との面談でも、公庫の担当者からの質問にすべて的確に回答されていました。
渡辺表具店さんが作業場の建て替え費用を迅速に調達できたのも、渡辺代表が業績をきめ細かく把握していたこと、今後の展望や必要な支援を代表自ら金融機関に説明したからではないでしょうか。
※TKC『継続MASシステム』…経営者のビジョンに基づいた「中期経営計画」と、次年度の業績管理のための「単年度予算」、「短期経営計画」の策定を支援するシステム
証憑書類をクラウドで管理
ぽぽんちぃたさんはオープンから1カ月も経たないうちに被災されましたが、地域の方々と力を合わせながら営業再開を果たしました。
ぽぽんちぃたさんもTKCの会計システムを利用し、自社で経理をされています。西本さんは足元の業績にもとづいて、材料を仕入れる量やタイミングを調整する、売り上げが比較的多い曜日にアルバイトのシフトを入れる、といった判断を下されています。また、「証憑保存機能」を活用して、証憑書類をクラウドで管理されています。
月次巡回監査はもちろん、プライベートでもランチを食べによくお邪魔しています。オムライスやデザートはもちろん、パスタやサラダなどすべての料理が絶品です。タマネギがベースの自家製サラダドレッシングもおいしく、現在は量り売りでの販売も実施されています。
さらに美樹さんお手製の小物類を店頭販売したり、店内の一区画を西本さんの友人に貸し出し、韓国子供服の販売を展開したりするなど、商品ラインアップの拡大にも挑戦されています。
ぽぽんちぃたさんは、ゆったりとした空間でおいしい食事を堪能できる地域住民の“癒やし”のスポットです。(談)