TKC経営指標(BAST)
特長
「TKC経営指標」は、TKC会計人が毎月継続して実施した綿密な「巡回監査」と「月次決算」により作成された会計帳簿から、そのまま誘導された「決算書」(貸借対照表・損益計算書)を基礎データとしたわが国最大級の経営指標です。昭和50年に初めて公刊され、当初14,000社から始まった対象企業数も、年々増加し、令和6年版では258,452社に達しました。
会計事務所にとっての「TKC経営指標」は、関与先企業の最新業績に基づいて、安全性、収益性、生産性、成長性に関する同業者比較と時系列分析を行い、関与先企業の経営動向と課題を分かりやすく解説するツールです。
- 経営分析に関する統計資料として、調査対象企業の業種範囲と会社数が広範かつ豊富です。
収録したデータは、1,190業種、会社数にして25万社超で、経営分析資料として、本書は本邦最大の規模を誇るとともに、その情報の信頼性もきわめて高いものです。 - 調査結果の公表が迅速です。
25万社超の財務諸表を基礎資料として、迅速に経営数値の計算処理を完了していることは、TKCコンピュータ会計システムと多数のTKC会計人の協力による成果です。 - 「TKC財務三表システム」に従った体系的かつ精緻な分析指標を提示しています。
経営分析体系(収益性・生産性・安全性・債務償還能力・成長性及び損益分岐点分析)に従って作成した「経営分析表」を提示しました。 - 対象企業を黒字企業と欠損企業とに分類し、売上階層別比較等の分析比較に有用な類型分析を行っています。
黒字企業については、優良企業の経営比較と、売上階層別の経営比較を行っています。特に3期連続黒字企業73,512社について時系列分析を行っています。これは景気動向を観察するうえで役に立ちます。
「TKC経営指標」は、企業の経営方針の決定や計画の設定、業績の管理あるいは企業の指導育成のための基礎資料として、有効に使用できます。また、企業経営の実態を知り、日本経済の現況を正しく把握するうえで、またとない素材です。