掲載日:2026.10.21

会計事務所の業務品質向上

「書面添付プレミアムセミナー2026」~書面添付に込めた専門家の矜持が、関与先との明日をつなぐ~

全景

 信頼性の高い決算書の基礎となる「書面添付」の実践件数拡大と品質向上を目的に、令和8年10月9日(金)、TKC東京5会(東・東京会、東京都心会、東京中央会、城北東京会、西東京山梨会)の書面添付推進委員会共催による「書面添付プレミアムセミナー2026」を明治記念館で開催しました。

 第1部では、東京国税局課税総括課ご担当者を講師に迎え、「書面添付の状況と意見聴取制度の現状」をテーマにご講演いただきました。講演では、書面添付制度が国税当局による添付書面の尊重を通じて税務執行の円滑化を図ることを目的としていることや、「意見聴取」が税理士のみに認められた権利であることなどが説明されました。また、本制度の活用が税理士の社会的信用や地位の向上につながるとともに、納税者との信頼関係の醸成にも大きく寄与することについてご紹介いただきました。

 第2部では、国税庁および国税局において税務行政全般に携わり、税務署で税務調査部門の責任者を歴任された大久保昇一氏(税理士)を講師に迎え、「書面添付制度の活用のポイントとその更なる推進に向けて」をテーマにご講演いただきました。講演では、国税当局の視点から見た添付書面の記載ポイントなど、実務に役立つ貴重な情報が共有されました。

 特に「意見聴取は防御の機会ではなく主張の機会である」との説明があり、書面だけでは伝えきれなかった内容を陳述できる重要な場であることが強調されました。また、国税当局と税理士は「納税義務の適正な実現」という共通の使命を担っており、書面添付制度の意義を十分に理解し実践する税理士と、適切な執行を行う国税当局との信頼関係の醸成が、制度のさらなる普及・発展に不可欠であるとの言葉で締めくくられました。

次第

◆オープニング
開会挨拶 TKC城北東京会会長 本間 正樹
◆第一部(東京国税局講演)
「書面添付の状況と意見聴取制度の現状」
講師:東京国税局 課税第一部課税総括課 課長補佐 大下 豪氏
◆第二部
「書面添付制度の活用のポイントとその更なる推進に向けて」
講師:税理士 大久保 昇一氏
◆クロージング
閉会挨拶 TKC東・東京会会長 立川 直樹
筒木光TKC東京都心会書面添付推進委員長

筒木光TKC東京都心会書面添付推進委員長

早川佳美会員

対前年実践「伸び率」第4位 早川佳美会員

 当日は、書面添付を標準業務として実践し、各地域会における書面添付の推進を牽引している会員および幹部職員64名を含む、総勢79名が参加しました。参加者は、書面添付を税理士業務の標準業務として実践していく重要性を改めて確認するとともに、制度の意義や実務上のポイントへの理解を深めました。

 TKC東京都心会では、「書面添付」のさらなる普及・推進に向けて、「はじめての書面添付研修」「書面添付書き方教室」「出前研修」「書面添付座談会」などの各種研修・勉強会を企画・開催しています。書面添付の実践をこれから始めたい方から、さらなる品質向上を目指す方まで、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

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