ニューメンバーズ会員向け事務所経営セミナーを開催しました

　TKC東京都心会ニューメンバーズ・サービス委員会は、令和7年4月3日(木)、ニューメンバーズ（以下、NM）会員向けフォローセミナーをTKC東京本社研修室にて、ハイブリッド形式で開催し、開業間もない会員を中心に、25名が参加しました。

大城逸子会員

　今回は、大城逸子会員（TKC九州会）を講師に迎え、「TKCシステムを活用した職員主体の事務所経営」をテーマに開催しました。大城会員は、自身で会計事務所開業した後、現在は職員18名の体制を築いています。会計事務所での勤務未経験者を採用しても、TKCの研修体制を活用し、職員教育が安心して行えること、TKCの巡回監査支援システムを利用すれば関与先での監査業務を標準化できること、さらに、TKCのスケジュール管理や日報作成システムを活用することで所内のコミュニケーションや情報共有が図れることを、事務所体制作りのポイントとして話されました。事務所体制が整ったことで、関与先も徐々に拡大してきたとのことでした。

　また、職員採用の取り組みについて、インターンシップ生の迎え入れからの職員採用事例や、所内の雰囲気、職員の雰囲気などを求職者に伝える採用ホームページ作りを紹介いただきました。

　さらに、子育て中の職員が働きやすい環境を築いていることも採用ホームページで紹介されており、求職者が選考する際の重要なポイントとなっているとのことでした。職員採用後に職員が職場になじみやすくなるための取り組みとして、ロールプレイや職員のタイプ診断に基づく業務分担なども紹介されました。

　講演後の質疑応答では、多くの参加者の質問があり、1つひとつ丁寧に回答され、参加者の満足度が高い研修となりました、

　TKCは、入会から3年以内の会員を「NM会員」として重点的にサポートしています。今後も「業務品質向上」「職員教育」「関与先拡大」ほか、高品質の事務所経営をしていくヒントを得る「場」として、定期的にセミナーを開催していきます。