現場力養成講座『税務調査を疑似体験！』研修を開催しました

山田誠一朗巡回監査・
事務所経営委員長

　令和5年6月19日(月)、TKC入会3年未満の会員及び職員を対象に「現場力養成講座『税務調査を疑似体験！～巡回監査の着眼点を学ぶ～』」を、TKC東京都心会2階研修室にて、集合形式で開催しました。
　税務調査未体験の若手会員・職員が多い中、税務調査では何にポイント置いて調査されるのか、調査の可能性を前提とした、巡回監査時の着眼点は何かを学ぶ研修となりました。研修には若手会員・職員計20名が参加しました。

　第1部は、「税務調査の実演」。企業経営者、調査官、税理士役を会員が演じ、寸劇形式で①調査官からの連絡②調査に先立っての打合せ③実地調査④調査結果の連絡の各シーンを説明しながら進行しました。実演後は、各シーンのポイント、注意事項、事例などが説明されました。

　第2部は、グループディスカッション。今期から関与先になった企業に税務調査が入ったという事例で、サンプル企業の概要と試算表、1日目の調査のポイントから、2日目の調査で想定される調査官の質問とその答えについてディスカッションしました。

　税務調査未経験の参加者も多く、「実際の調査がどのような流れで実施されるのか、 どのような質疑がされるのか体験できて良かった。」「普段調査官の目線で関与先と接することはなく、その着眼点がとても勉強になった。」「ディスカッションでは会員の経験や実例なども知ることが出来て大変勉強になった。」などのアンケート結果も多く、集合型・ディスカッション形式で身になる体験型研修となりました。

　TKC東京都心会では、「業務品質向上」「職員教育」「関与先拡大」ほか、高品質の事務所経営をしていくヒントを得る「場」として、研修会を企画しています。