6月13日（月）に平成28年度巡回監査士補研修を開講しました

　6月13日（月）よりTKC東京本社研修室において、「平成28年度巡回監査士補(※1)研修」を開講しました。

　TKC会員事務所が巡回監査(※2)を通して関与先の真正な決算申告書作成を支援し、書面添付(※3)を実施するとともに、関与先のニーズに応えるサービスを提供するためには、職員の巡回監査能力の向上なくしては実現できません。その目的を達成するため、当研修を毎年企画・開催しております。

　平成28年度より、昨年までの「中級職員研修」の名称を変更し、「巡回監査士補」資格（公益社団法人全日本能率連盟の登録資格）として新設し、研修カリキュラムも変更いたしました。

　新科目の「巡回監査Ⅰ」と「巡回監査Ⅱ」は多くの事務所スタッフが受講可能なように、2ターム開催しております。また、税法4科目は、大原簿記学校にご協力いただき、専任講師を派遣いただきます。今年よりTKC東京4会（東・東京会、東京都心会、東京中央会、城北東京会）主催としており、研修受講後11月9日に全国統一の検定試験が実施されます。

講師：黒田 晃会員（TKC東・東京会）

講師：田中浩太郎氏（大原簿記学校）

※1：巡回監査士補
「巡回監査士補」は公益社団法人全日本能率連盟による認定資格（第133号）です。TKC全国会が認定する「巡回監査士」とともに、日本経済の屋台骨を支える全国の中小企業が、厳しい内外環境を乗り越えて自律的な経営を行うために、税務・会計を中心に支援する、主として税理士事務所の職員を対象とする新しい資格です。

※2：巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

※3：書面添付制度とは、税理士法第33条の2（計算事項、審査事項等を記載した書面）を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。

平成28年度巡回監査士補研修の詳細はこちら。