掲載日:2014.03.10
会計事務所の業務品質向上
書面添付特別セミナーを開催しました
TKC東京都心会は平成26年2月4日、TKC北陸会から伊藤公一会員、TKC東京都心会から副島正雄会員を講師に迎え、書面添付特別セミナーを開催しました。
伊藤公一会員には、30年におよぶ国税局及び税務署勤務の経験と豊富な人脈による「国税側から見た書面添付」と「税理士側から見た書面添付の実践」という2つの視点で講演を行っていただきました。また、副島正雄会員は、数多くの申告・書面添付を実践しながら、長年に亘り税務調査省略の実績をお持ちで、その実績に導く月次のチェックと書面添付、意見聴取の対処方法等について豊富な経験談を交え講演いただきました。
今回の書面添付特別セミナーには71名のTKC会員及び事務所職員が参加しました。参加者からは、「税務当局の見方、考え方がよく理解できました」「書面添付を実践して行くことで、関与先を守り、また関与先企業、税理士双方が成長できることが分かりました」などの声を頂戴しております。
TKC全国会は、昭和57年以来税理士法第33条の2第1項に規定された計算事項を記載した書面添付の実践を積極的に推進しております。TKC会員による書面添付の実践は、会計事務所の社会的信頼の獲得や業務品質の向上、事務所職員のスキルアップを生むばかりでなく、顧問先企業にとっても計算書類の信頼性の向上により、税務当局や金融機関からの評価を向上させるというメリットを生み出します。なお、国税庁発表によりますと、書面添付制度による実地調査省略割合は年々上昇し、平成24年度では実に56.0%の省略割合となっております。
■TKC会員が実践する書面添付については、こちらからご確認いただけます。
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