掲載日:2026.04.10
会計事務所の業務品質向上
第5回事務所経営塾 開催報告:人材採用・キャリアパス・待遇について意見交換
小幡会員
令和8年2月9日、巡回監査・事務所経営委員会主催による、第5回事務所経営塾を開催しました。TKC東京中央会では、会員同士が事務所経営について率直に意見を交わす場を設けており、本企画は今回で5回目の開催となります。今回は、人材採用、入所後のキャリアパス、待遇をテーマに、活発な意見交換が行われました。
採用に関しては、「優秀な人材を見つけたものの、恒常的な業務量を確保できない場合でも、関係性を維持するために正社員として雇用する選択は妥当か」といった実務に即したテーマについて議論されました。
また、女性社員の採用については、妊娠・出産といったライフイベントを考慮した採用のあり方が話題となりました。
さらに、20代の若い世代の仕事に対する価値観や捉え方の違いに、どのように向き合っていくべきかについても意見が交わされました。
職員のキャリアパスについては、入所後1年・3年・5年後にできるようになることを、採用段階で具体的に示すことの重要性が指摘されました。事務所内でどのような経験を積み、どのように成長していけるのかを長期的な視点で提示することで、職員の安心感や定着につながるとの意見が共有されました。
待遇面では、売上・原価・作業時間などを数値化した評価制度を導入し、全職員に公開することで不公平感をなくしている事例が紹介されました。
一方で、少人数の事務所においては、制度を細かく設けすぎるよりも、目標達成度に応じた賞与支給など、シンプルで分かりやすい評価・報酬体系のほうが運用しやすいのではないかとの意見も挙がりました。
本勉強会では、参加者同士の率直な情報共有を通じて、事務所経営における悩みや課題に対する助言や新たな気づきが数多く得られました。
次回は6月8日(月)16時30分~予定しています。



