会長メッセージ
東京中央会は東京23区のほぼ中央に位置し、江戸時代から日本の中心として、豊かな歴史と伝統に育まれ、交通、教育、医療、情報等様々な面で利便性の高いまちとして発展してきた、まさに日本の要であります。
千代田区、中央区、港区、品川区、大田区のTKC会員が中小企業の存続・発展を支援するためにTKC全国会の基本理念である「自利利他」と行動指針に基づき、次のような活動を行っています。
1.認定経営革新等支援機関として中小企業の経営力・資金調達力の強化を支援しています。
私たちは税務の専門家として税務当局・金融機関が求める信頼性の高い税務申告書・決算書を作成し、会計の専門家として関与先の財務経営力・資金調達力の強化を支援するとともに、中小企業の経営支援の担い手として金融機関が求める中期経営(改善)計画を作成支援します。
2.適時・正確な記帳に基づく信頼性の高い決算書の作成を支援しています。(税理士法第33条の2に定める書面添付制度(脚注参照)を実践しています。)
私たちは業務の実践基準として、毎月企業を訪問し、企業自が適時に正確な帳簿を作成できるよう指導するとともに、その作成した帳簿が会計、税務に照らし適正かどうかを巡回監査(脚注参照)しながら、その誠実な履行を通して税理士の責任を果たしたことを「書面添付」することにより表明し、国税、金融機関等に、信頼性される決算書の作成を支援します。
3.会員事務所の業務品質と経営効率の更なる向上を図っています。
私たちは、関与先企業の自立的経営を支援するためには、研修制度の充実,ICT環境の充実などを通じて、業務品質を高めています。
【脚注】
・書面添付制度:
税理士が職業専門家として、毎月及び決算時に巡回監査し、税理士が作成した申告書について(1)どの程度内容に立ち入った検討をしたのか、(2)税理士がどの程度の責任をもって作成したのか等を明らかにするために作成した書類で税理による「税務監査証明書」といえるものです。
・巡回監査:
巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、網羅性を確かめ、かつ指導することです。
TKC東京中央会
会長 菅川 洋