掲載日:2026.03.16
会計事務所の業務品質向上
月次巡回監査の実践で経営を強く―月次決算速報サービスで数字を届ける-
巡回監査・事務所経営委員会 委員長 小幡修大会員
令和8年1月13日、巡回監査・事務所経営委員会を開催し、月次巡回監査の実施関与先を増やすための打ち手について協議しました。TKC東京中央会は、令和8年12月末を期限に、例年を大きく上回る増加目標を掲げています。会議では、従来は難しいとされていた「担当者1名で月次20件以上」を実現している事務所の事例が紹介され、システム活用によって十分可能であることが共有されました。
取り組みのポイント
- TKCのクラウド版会計ソフト「FXクラウドシリーズ」(以下、FXクラウド)を導入し、訪問前に事務所内で帳簿を確認できる体制を構築。
- スマートフォンで証憑をスキャンし仕訳に紐づけて保存し、書類確認を効率化。
- 銀行口座と連動させることで、預金明細と仕訳を自動で突合。
- FXクラウドの「付箋機能」を活用し、仕訳単位でメモを残すことで、現地で確認すべき点をピンポイントで可視化します。
これらを組み合わせることで、事前確認の精度が高まり、担当件数の増加が可能となります。
月次巡回監査の実施は、経営者にとっても大きなメリットがあります。FXクラウドの「月次決算速報サービス」は、税理士・巡回監査士(補)など会計の専門家による巡回監査後の数字を、経営者のスマートフォンへ送信します。
提供される情報の例:
- 売上の内訳
- 粗利を把握できる変動損益計算書
- 自己資本比率の推移など
これにより、経営者は会計への理解が深まり、月次で数字を把握し、会計情報を基に経営者自身が経営を語れるようになります。
私たちは、月次巡回監査の実施件数を増やし、経営者にとって価値ある「タイムリーな数字」を届けることで、事業の健全な発展を支援していきます。



