金融機関の職員向け「決算書の見極め方」に関する研修会を実施

• 

  大東京信用組合で講義する打田高行会員

• 

  城南信用金庫で講義する伊藤秀造会員

　TKC東京中央会では提携金融機関の職員に対して「信頼性の高い決算書の見極め方」に関する研修会を実施しています。昨今、金融機関では、取引先で倒産する企業の大半が実は粉飾によるものであった、との危機感を持たれています。そこで金融機関の営業店に所属する特に若手職員に対して、当会会員から信頼性の高い決算書の判別方法について指導してほしい、との要請をいただき、11月は次の2機関に対して実施しました。

大東京信用組合の本部審査部、債権管理部の皆さん30名に対して

1. 開催日：令和5年11月13日、大東京信用組合本部にて
2. 研修講師：打田高行会員（TKC東京中央会中小企業支援委員）

城南信用金庫の東京都心、大田区の営業店支店長ほか54名に対して

1. 開催日：令和5年11月16日、城南信用金庫池上支店にて
2. 研修講師：伊藤秀造会員（TKC東京中央会中小企業支援副委員長）

【研修カリキュラム（各会共通）】

1. 決算書はどのように作成されるか
2. 不適切会計のメカニズム
3. 不適切会計を防ぐTKC会員事務所の取り組み

　各研修とも、実際に決算書・申告書の作成に携わっている税理士からの講義のため、参加者は熱心に聴講され、特に実際の粉飾決算の事例紹介に対しては真剣にメモを取られていました。またTKC会員が作成している決算書であれば、書面添付に記載されている書面、TKCモニタリング情報サービスの利用により、明らかに信頼性の高い点なども理解をいただきました。
　当研修は来年以降も、数多くの金融機関営業店向けに積極的に実施していく予定です。

　TKC東京中央会では金融機関が開催する職員向け研修、取引先向けセミナーにTKC会員を講師として派遣しています。詳細についてはTKC東京中央会事務局までお問い合わせください。