日本政策金融公庫田辺支店向けにTKC会計事務所見学会を開催しました

　平年28年4月8日に中谷会計事務所において日本政策金融公庫田辺支店向けTKC会計事務所見学会を開催しました。

　見学会では中谷聡会員から、「税理士の業務と税理士法について」をテーマに、TKC会員事務所が毎月関与先を訪問して「巡回監査(※)」を実施する根拠は、税理士法第一条と第四五条で規定された税理士の責務を果たすことにあるとの説明がありました。その後、監査担当の職員から関与先現場での巡回監査業務の具体的な内容が紹介されました。

　見学会には田辺支店長をはじめ4名の方が参加されました。参加者からは「TKC会員事務所がどのような考え、思いをもって関与先を指導されているのかを改めて理解することができた。同じ目線で、思いで会員事務所のお役に立ちたいと思うし、地域社会にも貢献していきたいと感じた。」「決算書などは書類上でしか見ることがなかったが、職員さんからの説明で作成プロセス、ご苦労などを知ることができた。今後は、企業、会計事務所の努力の結果であるとの思いをもって、決算書、試算表を確認させていただきます。」との意見をいただきました。

　TKC南近畿会では、金融機関が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関の方は、TKC南近畿会事務局までお問合せください。

※巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。