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公益法人会計・税務Q&A

公益法人会計でよくある質問と回答をご紹介

公益法人会計・税務Q&A

基本財産・特定資産

旧制度と新制度における基本財産の違いについて

【質問】
 新制度における基本財産とはどのようなものですか。
【回答】
  1. 財団法人の基本財産
     財団法人の目的である事業を行うために不可欠なものであり、維持義務と処分制限がかかり、その滅失により法人の目的事業が不能となると法人の解散事由になるものと定められています。また、基本財産を定めた場合には、貸借対照表の資産の部において基本財産として計上することになります。必ずしも基本財産を定める必要はありません。
  2. 社団法人の基本財産
     法令上、社団法人の基本財産に関する規定はありません。しかし、法人の定款において定めることは可能であると考えられます。基本財産を定めた場合には、貸借対照表の資産の部において基本財産として計上することになります。
【根拠となる法令等】
一般法 172②

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。