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公益法人会計・税務Q&A

公益法人会計でよくある質問と回答をご紹介

公益法人会計・税務Q&A

区分経理、定期報告

法人会計の蓄積

【質問】
 当法人は公益財団法人です。公益目的事業・収益事業・法人会計を有しています。この度の決算で、法人会計の一般正味財産が管理費の3年分ほどにまで蓄積されました。
 法人会計の正味財産は、年間管理費の約何ヶ月分ならば、認定法上、問題がないでしょうか。
【回答】
公益社団・財団法人の場合ですが、法人会計の正味財産について、認定法上の保有制限はありません。
ただし、次の点にご留意いただきたいと思います。
  • イ 法人全体の正味財産については、認定法上で「遊休財産額の保有制限」を受けます。(認定法第5条第9号)
  • ロ 法人会計については、ストックの制限はありませんが、多額の黒字が経常的に発生することは望ましくないとされています。(FAQのⅤ-8-①、Ⅴ-8-②)
なお、一般社団・財団法人に関しては、上記のような問題はありません。
【根拠となる法令等】
認定法第5条第9号
FAQのⅤ-8-①。Ⅴ-8-①

※当Q&Aの内容は、個別の質問に対する回答であり、TKC全国会公益法人経営研究会及び株式会社TKCは、当Q&Aを参考にして発生した不利益や問題について何ら責任を負うものではありません。