北洋銀行と「中堅・中小企業の持続的成長支援に関する覚書」を締結しました

　平成28年6月29日(水)、TKC北海道会は北洋銀行と「中堅・中小企業の持続的成長支援に関する覚書」を締結しました。

　当覚書の締結は取引先中堅・中小企業の持続的成長支援に関して、相互の協力関係を強化することを目的とするものです。

　今回の提携により株式会社TKCが開発する金融機関向けFinTechサービスを北洋銀行へ提供することで、TKC北海道会会員（税理士、公認会計士）は、毎月の巡回監査(※)を通じた指導により作成された「中小企業の会計に関する基本要領」に準拠する信頼性の高い財務データ（決算書、月次の試算表等）を、顧問先企業の了解のもとで北洋銀行へ提供することが可能となります。

　北洋銀行では、同サービスの活用により①融資手続きの簡素化、新たな融資モデルの構築による新型融資への取り組み、②事業性評価を通じた中小企業の経営課題を解決するコンサルティングサービス、③提供されるデータを活用したマーケティングに基づくタイムリーな融資提案――など、中小企業の利便性向上および持続的成長支援・経営力強化につながる新たなサービスの検討を行います。

　TKC北海道会会員は金融機関とともに中小企業の成長・発展を支援し、地域経済の活性化に寄与してまいります。

　TKC北海道会では、金融機関と連携した中小企業支援に取り組んでいます。ご興味のある中小企業者や金融機関の方は、TKC北海道会事務局までお問合せください。

※巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。